
ナマステ先生から
黒パンと煎餅をいただく
ありがとうございました
「あのね、ナマステ先生」
「ん」
とナマステ先生は声に出さず言う
「以前、話していた亀はどうやって冬眠するかを調べました」
「亀は家の庭の水瓶の中にいて、メダカと一緒にいる」
「いや、冬眠です。冬眠の方法は、どうも川底の堆積した枯れ葉の中に潜るか、川面近くの土に穴を掘って冬眠するらしいです。それでどうやって呼吸するのかというとナマステ先生、凄いですよ。皮膚呼吸するんです。肺呼吸しない、冬眠中は。春みたいに、水面に小さな鼻を出して、呼吸しないんです。すべて皮膚呼吸。何故それで生きていられるかというと、仮死状態になるそうです。そうなると燃費というか、エネルギーを使わない状態にできるそうで、よって皮膚呼吸だけで一冬超えるらしいですよ、凄いでしょ!」
「へえ」
出た
二文字の返事
ナマステ先生は亀の冬眠の話をきっともうお忘れになっているに違いない
それがナマステ先生の凄いところなのだけれど
せっかく調べたので報告しかった
わたしはナマステ先生から頂いた
煎餅をボリボリ食べて
空を見た
ああ幸せ
兄上から電話あり
「圭介、かくかくしかじか」
問題発生
南部さんに電話
それから折り返し兄様に電話
ナマステ先生に相談
「本人の意志」
そうだよね
というわけで
いろいろ電話して
「まあ俺も色々聞いてみる」
と兄様は言った
急を要することではないけれど
のちのち
あり得る問題定義
要考慮
帰宅
いきつけのホスピタル
というのではないな
主治医だな
いつものお薬と血液検査(半年か3ヵ月に一回)の結果
「うまいもの食い過ぎ。それ以外は異常なし」と言われ
「いや、食ってねえ」
「甘い物は?」
「食ってる」
「それだ。脂肪に変わる。わかったかこの野郎!」
「はい。気をつけます」
再度
帰宅
窓を全開にして朝出かけたので
部屋が乾燥している
家の空気清浄機は加湿ができるから便利
しかも安かった
もう何年も使っている
花粉症なので
「小久保さんのとこは空気がきれいだね」
と友人が前言っていた
判るものなんだろうか
お風呂に入っているうちに
安全圏内の湿度になっていた
湿度計も二つあるし
結局
風邪も湿度が大事
喉や鼻の
外から入ってきた異物をホウキみたいに外に曹ォ出す毛細が
乾燥すると
「おら、動かねえだ。ほかさあたってけろ」
となるからだ
JOEさんから電話
早速
『かくかくしかじか問題』を相談する
JOEさんはそこらへんは経験豊富な上
頭が良い
「本人の意志かな」
ナマステ先生と同意見
なるほど
そうだよね
あとはいつもの馬鹿話
JOEさんの面白さは
間だ
話術
あの間は凄い
天才
いつも大笑い