kotoba日記                     小久保圭介

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2020年11月21日 | 生活



死刑執行の貴重な証言

イメージでとらえるしかない極刑
映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』で
わずかに見た程度

先進国では日本とアメリカだけ

わたしが20歳あたりの時
司法の人と激論した記憶がある
仲介役となった
やはり司法の方が言った
「合法的な殺人、それも冷静に、ということだね」
「そうです。やってはいけない」
わたしは言った。

あの時にどうやっても
食い下がってはいけない
と必死だったけれど
わたしには必要な言葉を持っていなかった

野蛮
という言葉を言ったのは
鶴見俊輔氏
ああ
そんな言い方ができるんだ
と思った

法律は常に変わる
国によってもまったく違う
その不確定な理由で
一つしかない命を
司法という名の力で
どうしてできるんだ
と食い下がった
最後は
「わたしも廃止には賛成だ」
と司法の人は言った
後付けはあったけれど

刑場はいずれ
貴重保存される
それも近いうちに

年末
執行される合法殺人

名古屋でも執行される
白壁にある名古屋拘置所
市政資料館の北東に位置する

証言の中に
「仇(かたき)」という言葉があった
日本にはそのような文化的背景がある
仇(かたき)とは
やり返すということ
その延長線上にあるのが
戦争だ

動画でもわかるように
刑務官らの辛苦も想像を絶する
何年も印鑑を押さなかった法務大臣もいた


一刻も早く廃止
一人でも多くの人を

人を
一つだけの肉体を
命を




人が人を殺めるのは
   どんな理由であっても
   いかなる場合でも
   悪いことです。






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