kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

バス

2020年09月29日 | 生活詩
  


指の先が
血薄になって
用事をすませ
あれもこれも
それもあれも

急の労
バスの終わり
回数券は鞄の中に

明日
郵便局で
送付する

もう
あそこには
今まで通り
行けない

いろんなものが
終わってゆく
指の先
血薄きまま

行動する
整えて
ゆく

するべきことを
するだけで
日は暮れてゆく

秋の風
秋の

窓から入り
山河は沈まぬ
夜になっても

草も石も沈まぬ
夜になっても

指の先
明日は通ってほしい
血のめぐり

静寂
扇風機の音

氷が落ちる音
カレンダー
揺れ
日々
変わってゆく

どこにいる
ここにいる

バスの終わり
いろんなものが


今日始めたことが
一つある
その道が
続くよう
枝道になって
地球に通うよう
願っては
この世に生きて
希望を持つ








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする