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kotoba日記                     小久保圭介

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現象と構造

2020年07月05日 | パンデミック
  
  


喫茶店でカフカ先生は開口一番
発した
「コロナ禍には現象と構造がある」
つまり地上で起きていることのほとんどは
現象としてとらえる
地下
つまりは目に見えないところを構造とする

「構造がゆっくり動いている。生活が変わる」
「というと?」
「リモートが良い例です。あれは構造の変化です」

社会が変わる
それがゆっくり変わる
以前のように戻るという幻想は持ってはいけない
一見
同じように見えるものは現象に過ぎない
「構造自体が変わる」
カフカ先生は常にラディカルである
きっとそうなんだろうな
と思いながら
話をうかがう

---

くもり空の下
バスに乗って
西へ向かう
用事を済ませて
家に帰る

昼寝
食材買い
電話受け
話聞き
八百屋にも行き
言葉を書く

夜遅く
「あ」
と声が出た
今日
図書館で借りた本の返却日だった
困った
まだ半分しか読んでいない
けれど凄く長い間待った本だ
読みたい
というわけで
めったにないことをしでかした
後日
お詫びのメモを付け
返却ャXトに入れる


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室生犀星くんとナマステ先生

2020年07月05日 | 生活
  

昨日は

くもり雨のちくもり晴

室生犀星くんと
『逃げ恥』の話題
「漫画から上手にドラマになった良い例だよね」
と犀星くんは言う
「ならば『のだめカンタービレ』もそうではないのかな」
と言うと
「ああ、なるほど」
休憩中にそんな話をしていると

あれ?

ナマステ先生がいない
「ん」
と二人で思っていると
颯爽とナマステ先生が登場
「こんな雨の中、どこにおられたのですか」
と訊くと
手招きされる
着いてゆくと
なんとわたしの自転車の
ボロボロになった前かごが新品に
「え!」
ナマステ先生はニコニコしている
「え! 何でどこで」
ナマステ先生は自分の前かごと交換してくれているのだった
信じられぬ親切
「家にたくさんあるから」
とナマステ先生
ナマステ先生の自転車の前かごは
わたしのボロボロのやつが取り付けてある

ナマステ先生はいつも
こうして自分のものと交換してまで
直してくれる
なんとお礼を言ったらいいか

そんなこんなで天気は悪いけれど
素敵なことは他にもある

風は東から来て
陽は上から来た
軽快は空から来て
言葉歌は口からこぼれた

人はいつまでたっても
人のままで

この三差路にいる
ということ

素敵な人たちに囲まれて








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