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kotoba日記                     小久保圭介

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木切り

2017年09月20日 | 生活
おはようございます

カラス
東へ向かい
枝にとまった
そして
西へ向かった

その人は
poesyを
持っていた
意外だった
その声が言いよどむ時
美が出現していた

歩道の落ち葉

見ていた
空は
グレイだった
彼はそこに立ち
ふるさとを思っていた

5軒横並び
全部
牛の肉を売っていた

ねぎを持った男が
東へ行った

街の中にいると
木のフラクタルが
不自然に見えてくる
それは
ビル見の病
しかも木は
風でかすかに
揺れている

ビルの非常階段は
茶色

空海の二つの曼荼羅
物質にとらわれ
精神を忘れている

量子テレメ[テーション
送受信能力
わたしはラジオ
受信して
歌い
話す
それはすべて
電気信号だ

昨日
自転車置き場の
脇にあった
街路樹が
切られていた
むき出しになった年輪
その肌色
台風の風で
その木は傾き
だから切られた

街路樹は
根が上に張らないように
硬い鉄の輪っかで
抑えられ
しかも下にも
横にも伸びないように
コンクリートで固められている
それでも生きているのだ
人の目を癒すため

本当は密林に生きていた
連行されて
街に植えられた
名札をつけられた
そして切られた

人は思う
切株から新芽が出ることを
冗談じゃない
人の都合で
木は生きているんじゃない
木は自分のために
生きている

いつか本当に
木と話せる日が
来るかもしれない
その時は
謝罪しかない
わたしが悪かった


道に迷っている
二人の人を思う
彼らがこの空の下にいる
それだけで
十分安らぐ

社会という檻の中
百合を持った老人が
西へ向かった