kotoba日記                     小久保圭介

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彼女と犬と彼女

2013年03月08日 | 生活
朝、
雑踏の、
名古屋駅で、
盲導犬を連れた、
若い女性がいました。
もっと目についたのは、
その付近にいる、
小柄な女性でした。
この二人と犬の関係は何だろう、
と不思議に思って、
過ぎようとして、
至近で、
小柄な女性と目が合い、
「どうしましたか」
と訊きました。
小柄な女性は、
道を訊ねられて、
困っていた様子。
バトンタッチして、
盲導犬を連れた女性に、
「どうしましたか」
とまた訊いている間に、
小柄な女性は、
行き道を進みました。
「JRに行きたいのです」
と言うので、
表示板を見ると、
自動改札を過ぎて、
右に折れた方向が、
JR乗り場です。
その獅`え、
マナカだか、
スイカだか、
を、
右側に当てても、
どうしてか、
ブザーが鳴り、
ゆけません。
僕はカードを受け取って、
ぺたっとくっつけると、
音が鳴って、
自動改札のばたんが、
開き、
通行可能になりました。
無人のタッチ式自動改札は、
彼女たちにとっては、
決して、
都合の良いものでは、
ないことを、
目前で知りました。
女性は急いでいたのか、
犬をひっぱいて、
「右ですね」
と言うから、
「右です」
と僕は答えました。
僕も急いで、
自分の行き道を進み、
電車の乗り場に向かいました。
こんな時、
少し時間のゆとりがあって、
良かったな、
と思いました。
盲導犬にも、
判らないことがたくさんあって、
彼も、
不安げな表情でした。

犬は飼い主が泣いていると、
何としても、
慰めようと、
必死になるのだそうです。
偉いなあ、
といつも感心します。

盲導犬には、
話しかけてはいけないのだそうです。
訓練で、
連れている人の命令しか、
きかないようにしてあるから、
他者が何か言うと、
こんがらがってしまうそうです。

電車の中から、
クリーム色の花が咲いているのが、
見えます。
あれは梅かな、
何かな。
まあいいや、何でも。

知っているのは、
みかんの実、
緑の葉、
みかんの木。
それを見ていました。
食べたい。

コメント
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