kotoba日記                     小久保圭介

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ききき

2013年03月07日 | 生活
今日も、
オジの労働場に、
ゆけました。
鈍行列車の中で、
まだ乗客も少ない
車内で、
窓の外を
見ていると、
言葉が出る気配があって、
手提げカバンに入れた、
黒い手帳と、
ボールペンを出しました。
言葉は止まることはなく、
まるで自動手記のように、
最初の言葉から、
最後の言葉まで、
川の始まりと、
川の終わりのようになって、
連なってゆきました。
川の終わりは、
文字通り、
海です。
それが下記の、
月、
という詩のようなものです。
正確には、
主語を変えていて、
所々、
推敲もされています。


やっと、
貼るカイロをやめ、
春です。
労働場に向かう途中、
違う道を通ったら、
畑があって、
看板に、
「やさい、みかん盗むな」
と書かれてありました。
畑の奥には、
それはおいしそうな、
みかんがなっていました。

ききき、
と鳴く鳥が、
労働場の上空を、
飛んでゆきます。
何という鳥だろう、
とオジと話しています。
カラスほどではないけれど、
遠くまでよく通る、
鳴き声なので、
あまり頻繁に飛来されると、
耳につく、
そんな鳴き声。
それでも、
僕はこの、
ききき、
と鳴く鳥に、
好感を持っています。
今のところ、
鳥の鳴き声は、
彼らしかいないのだから。

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2013年03月07日 | 生活


月はとっても遠くって
手を伸ばしても
さわることはできません
月は光で「いるよ」を知らせ
晴れた夜には必ずいます
雨の夜でもそこにいるのに
僕ら「いない」と思ってしまう

月はとっても遠くって
話したくても声はなく
僕から話しかけるだけです
晴れた夜に
雨の夜に
話しかけては見ているだけです
時々こうこう輝いて
「聞こえてる」を知らせます

僕と月を繋ぐ声
届かぬ声なら思いだけ
思いを飛ばして過ごします
頼むから
隕石になって来てほしい
僕はその熱い岩に飛びのって
海までゆきます


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