kotoba日記                     小久保圭介

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空を仰ぐ人

2009年10月20日 | 生活
加藤和彦が死んでしまった余韻で、
今日は、
映画「パッチギ!」のいろんなシーンを、
思い出していました。
井筒監督の、渾身の作です。
映画の時々で、
加藤和彦の音楽が流れ、
シーンは、音楽によって、
より効果的になります。

夜、帰り道、
家の近所で、
どこかの、おとーさんが、
唐黷トいました。
自転車はたったままで、
おとーさんは、空を見て、
仰向けになっていました。
やばいな、
とちょうど、
僕と並列で自転車を漕いでいた人と同じ感情を持ち、
自転車を止めて、
ふり返り、
「やばいね」
と僕が言い、
その人も、
心配そうに、
自転車を止めました。
まずいな、救急車呼ぶと、
警察にいろいろ訊かれるかもな、
と思いながら、
おとーさんに、
「大丈夫ですか」
と訊くと、
「お前は誰だ」
と発し、
ホッとしました。
「何で俺に声をかける!」
と僕を睨んできます。
「いやいや、唐黷トるからさあ」
と、僕は自転車に戻り、
不安そうにしている人に、
「酔っ払い」
と言い、
家に帰りました。
暖かい一日でした。

コメント
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