kotoba日記                     小久保圭介

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可児市・ハンバート

2009年10月12日 | 生活
  

  


午前中、弁天通りを歩いて、
買い物に行きました。
気持ちよい天気で、
リュックの中は、
野菜でいっぱいです。
最近は、かぼちゃが安くて、おいしいです。
ただ、オクラが高くて、買えません。置いていない店もあります。

お昼から、
自転車で川沿いの道を行き、
名鉄上飯田駅へ。
待ち合わせた友人と、
小牧線に乗って、
今日はハンバートハンバートのコンサートです。

小牧線は、以前、
労働場に通った馴染み深い、線路です。
車窓を、眺めて通った日々があり、
今日も窓の外を見ていました。
ススキや、セイタカワダチソウの黄色、
稲刈り、ナスの実の黒、
北へ、北へ、
電車はガタンゴトンガタンゴトンと、走ります。
みかんの木があって、
ビワの実があって、
以前一緒に労働をさせてもらった、
加藤先生や、草薙先生を思いだしていました。
加藤先生とは数ヶ月前、今の労働場の前で、
ばったりお会いしたのですけれど、
草薙先生は、どうしておられるのだろう、
と思います。
友人は、ハンバートの新作「合奏」をイヤホーンで聴いています。
僕は、ゆるい稜線の景や、
山の中腹にある鉄塔を見ています。
世界がある限り、
言葉は尽きないと思いました。
「ハンバートの音とさ、景色がぴったり合ってる」
と友人は言います。
田縣神社前の近くの公園で、
老人が窒レうきで、落ち葉を集めていました。
「反対電車を待ちます」と、
アナウンスがありました。

会場がある、可児市の文化創造センター。
日本ライン今渡という駅で降り、
時間はたっぷりあったので、
まずてくてく歩いて、
らーめん屋へ。
それから、北に行って、
木曽川を見に行きました。
ドングリの実を拾い、
また歩いて、初めて通る道を行き、
たぶん二度は通らない道を行きました。
畑があって、
家があって、ガレージに、車がありました。
家と家の間から、
遠くに山が見えます。
山のふもとに住むのは、
どんなふうだろうな、
と思います。

コンサートは、
午後5時から始まりました。
それから2時間が経って、
コンサートは終わりました。
こんなふうに、
早い時間から始まってくれると、
夜の早い時間に眠れるので、
僕は助かります。
今日のために、
僕も友人も、
ずっとハンバートのCDを聴いてきました。
曲を知ってて得するライブ、です。
知っている曲を生で聴くと、
その曲がまるで自分の一部のような、
錯覚になるが妙で、
「知っている」ことで、
人は安心するのだろうと思います。

今日のコンサートは、
チケットを買った時から、
もう始まっていて、
僕の中で、ハンバートハンバートは、
今月30日の、クアトロまで、
熱中は続きそうな気配です。
「オーガニック系」のお客さんが多い、
と誰かが書いていましたけれど、
本当にそうでした。
「合奏」の中に収録されている、
「妙なる調べ」の中の歌詞で、


なんだろう、この美しい音、
なんだか、頭の上のほうから、
聞こえてくるみたいだ

という歌詞があって、
それがCDにしても、DVDにしても、
生で聴いても、
すごく良いハンバートハンバートです。

コンサートが終わって、
会場の誰かが誰かに、
「良かったねー」
とにこにこして言っていました。

帰り、
お酒が好きな友人と、
居酒屋に行き、
二時間も、
話してしまいました。
僕は村上春樹とハンバートの類似性について、
熱く語ってしまって、
友人は、
「ハンバートは奇をてらったところがないねー」
と言いました。

楽しくて、
思い出深い、
コンサート旅行でした。

コメント
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