kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

国境の南、太陽の西

2009年09月13日 | 生活
たぶん、風邪をひいたのだ、
と気が付いたのは、夕方です。
どうも昨日から体がだるくて、
何もできません。
読書は横に置いておいて、
久しぶりに、映画を観ました。
「少年メリケンサック」。
宮崎あおいの笑いには、
本当に笑えてしょうがないのだけれど、
体は静かなものを求めていて、
パンクの演奏や映像になると、
かなり疲れました。
元気な時にまた観ようと思います、ホント、おもしろいから。
昨日から、タイミングが計れず、
静かなものを、
と、
たくさんの読みかけの中から、
村上春樹著「国境の南、太陽の西」を読み始めました。
やっと気持ちが静かになってきました。
この本は一度読んでいるのですけれど、
まったく覚えがありません。
特に、村上春樹の小説は、
雰囲気で読んでいるので、
何が書かれてあったか、
いつも覚えていないのです。
これ幸い、と、
やっと楽しい読書の時間は、
夜になってからでした。
体が熱いのか、寒いのか、
服を着たり、脱いだりで、
大変です。
こんな時は、
台湾らーめんだ、
と思い、
台湾らーめんと、ニラ餃子を食べに出かけました。
台湾らーめんは、辛いのなんのって、
それにニラばかりの餃子は、風邪っぽい体には、
かなり効きそうです。
帰ってから、
元気になってきて、
いっきに、明日の弁当の支度、
サツマイモ、ニンジン、アスパラガス、ブロッコリー、
かぼちゃ、シメジ、オクラを煮ました。
今日は風が強い日で、
窓の外で、
風と風がぶつかって、摩擦音の、
ヒュー、という音を出していました。
時にそれもうるさく思って、
耳栓をして、「国境の南、太陽の西」を読みました。
まだ半分も読めていないので、
また来週です。
村上春樹の小説は、どの作品も、
静かなので、好きです。

そうそう、昨夜、
矢野顕子のテレビを観ました。
先週の続きです。
佐野元春が講義していて、
学生の言葉に矢野顕子がピアノで、
即興で歌にするのですけれど、
天才とはこういう人のことを、
いうのでしょう。
本当に素晴らしかった。
ある学生が、
「音楽に言葉がのっかると、言葉が平面から立体になる」
と言いました。
そうだな、と思いました。
「海辺のカフカ」の中でも、
言葉を歌にすることで、
言葉が音楽と「一体化する」という言い方を、
村上春樹はしていましたけれど、
それに付加するような、
学生の言葉でした。
歌にすると、
言葉が立体化して、遠近まである、
と学生は言いました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする