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龍谷ミュージアムで「真宗と聖徳太子」展:4月1日から展示と様々な催し

2023年03月30日 | 聖徳太子・法隆寺研究の関連情報

 聖徳太子信仰が篤かった親鸞聖人の誕生850年、立教800周年を記念し、真宗本願寺派の大学である龍谷大学の龍谷ミュージアムで4月1日から展示と様々な催しが開催されます。

 企画の中心を務めているのは、昨年、早稲田で開催されたシンポジウム「聖徳太子一四〇〇年遠忌記念 聖徳太子の実像と伝承」(こちら)でも話していた阿部泰郎さんです。

 このシンポジウムでの石井公成、阿部泰郎、吉原浩人の3人の発表が掲載された早大文化構想学部多元文化論系の雑誌『多元文化』第12号が、先日刊行されましたので、来週から紹介していきます。

 聖徳太子絵伝の絵解き実演や講演会その他、様々な催しがおこなわれる予定です。その一部は以下の通り。事前申し込みが必要なものもあるので、ミュージアムのHPで確認してください(こちら)。

 私は、4月30日に行われる「聖徳太子絵解きフォーラム」で講演する予定です。このフォーラムでは、四天王寺、瑞泉寺、三河すーぱー絵解き座が絵解きを実演し、私は絵解きの歴史などについて話す予定ですが、実演づくしの催しなので、私自身、浪曲・講談調をまじえて話そうかと考えているところです。何せ私は、『<ものまね>の歴史ー仏教・笑い・芸能ー』(吉川弘文館、2017年)という、アジア諸国のものまね芸の歴史に関する世界初の本を書いたくらいの芸能好きなので。

 詳細はまだミュージアムのHPにはあがっていませんが、4月になったら公開されるでしょう。

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