聖徳太子研究の最前線

聖徳太子・法隆寺などに関する学界の最新の説や関連情報、私見を紹介します

聖徳太子に関する二つの講演が英訳されてネット公開

2015年11月08日 | 論文・研究書紹介
 現在、1月に出版される聖徳太子本の校正をやっています。自分自身、5年前くらい前にこれを読んだら知らないことが多くて驚くだろうと思われる内容になっています。日本古代史の専門家が読んでも同様でしょう。

 さて、中国仏教研究の古い仲間であって、初期のパソコン利用仲間でもあったアメリカの中国仏教研究者、Jamie Hubbardさんが、私の聖徳太子講演を2本、英訳して公開してくれました。

 研究者が自らの著作を公開する academic.edu というサイトです。訳者である彼のページに置かれています(こちらと、こちら)。
 
 英訳してくれたのは、

「聖徳太子論争はなぜ熱くなるか」(『駒澤大学大学院仏教学研究会年報』40号、2007年5月)

「聖徳太子研究の問題点」(『藝林』61巻1号、2012年4月)

です。どちらも冗談まじりでしゃべっていますので、余計な事柄が多いですが、これまで知られていないことも多いため、英語圏で関心のある人には有益でしょう。既に、そこそこダウンロードされています。

 英語が得意な方、英語に訳すとどういう表現になるか興味のある方はどうぞ。