江戸後期の曹洞宗の大珍彭僊が出版して配布した一枚刷りの「釈氏憲法」
天寿国繍帳の神仙思想的な月像に見える古代韓国の影響:徐玉茜「天寿国繍帳と三国時代の韓半島」
オカルト的な説を含め近代以後の偽史に基づくトンデモ聖徳太子論を学術的に分析:オリオン・クラウタウ『隠された聖徳太子』
片岡山飢人伝説は『日本書紀』編者の創作ではない:三舟隆之「片岡山飢者説話の形成」
『日本書紀』で後に増補されたのは天孫降臨・聖德太子・大化改新・壬申の乱:瀬間正之「日本書紀形成論に向けて」
王宮と寺を柱とした飛鳥や難波などの仏都の形成:網伸也「古代日本の王宮空間と仏教受容」
「嘘を積み重ねても学問にならないのですよ」と言いつつ嘘を語った講演CD:大山誠一『創作された聖徳太子像と蘇我馬子の王権』(1)
クラスター分析で『日本書紀』区分論を見直し、巻でなく天皇ごとの検討を提唱:松田信彦「日本書紀「区分論」の新たな展開」
ゲント大学開催のEAJS大会での近代における聖徳太子パネル(1)
外交のための推古朝の道路整備:積山洋「難波京と難波大道・大津道」
ベルギーのゲント大学開催のEAJS大会で近代の聖徳太子パネル
浪曲・講談・落語調まじりで「講演」ならぬ「口演」:石井公成「『日本書紀』の守屋合戦こそが絵解きの前段階?」
龍谷ミュージアムで「真宗と聖徳太子」展:4月1日から展示と様々な催し
『日本書紀』聖徳太子創作説に執着し、考古学の成果を都合良く使って斑鳩寺の成立の遅さをアピール:吉田一彦「聖徳太子信仰と日本仏教」
『新修 斑鳩町史 上巻』(3):法起寺下層遺構、飽浪葦宮、若草伽藍、太子道
上宮王家の大和側南岸進出:岡島永昌「西安寺からみた大和川の古代寺院」
校正中に亡くなった考古学者が残した法隆寺再建論:菅谷文則『甦る法隆寺』
石井公成。駒澤大学名誉教授。僧侶ではなく、仏教の教理と関連文化の研究者。聖徳太子研究では、一歩距離を置いた客観的な検討、コンピュータと語法研究を活用した文献史料の正確な読解を心がけています。