スランプが怖くて超一流野球選手だって一日の生活すべてをルーティンとして食べるものも決めてトレーニングに励んでいたが、出番がなく、試合から遠ざかっていると試合勘が戻らずに引退することになった。ましてや一般の私達はストイック(stoic禁欲主義な⇔hedonism快楽主義な)に生活をしている訳ではないから、スランプに陥ると抜け出せない。考え過ぎて何が何か分からなくなりフォームがバラバラになる。余裕がなくなると遠回りでも原点に戻って簡単なことから始める方がよいが時間がないとその時間を惜しんでしまう。基本を何回も何回もやると意外と光明が見えてくるものだ。簡単なことで自信が蘇〔よみがえ〕る。めんどくさいと投げ出してしまいがちになるがこれも遠回りに見えても一度覚えてしまえば近道になる。投げ出してばかりいるとどんどん覚えることが多くなり遅れて行く。投げ出してしまえばその時は得だけれどツケが回ってくると言うことを若いときは分からない。何もせずに結果だけを望んでも砂上の楼閣のように崩れてしまう。若いときに身に付けたことは忘れない。だとすれば投げ出さずに向かって行く方が得ではないか。また、覚えるには遠回りして自分で表にまとめるとか、語と語を関連付けて線で結ぶとかの工夫をすれば頭に残る。…と今では思うが後悔ばかりの人生だった。
今日の夕食は、
◆野菜の肉巻き ◆炊きあわせ ◆わけぎのぬた ◆筍〔たけのこ〕ご飯
~ 京都山城地区の本場の白子筍です ~