郡保家の一日

極く有りふれた家庭です。その生活の一端を記録していきたいと思います。

株主総会

2010年06月27日 | 日記
 株主総会の結果が配当金計算書&領収書と共に送られて来る。年金生活者にとって小遣い程度の少ない金額ではあるが貴重な収入源で毎回楽しみにしている。税抜で利回り0.5%、期末と中間で年2回として1%あるかないかである。預金に比べリスクを取っている分利息分よりは良いが最近の株価下落で原資の目減り分の方がはるかに大きく回収は難しい。
 一方、年収が1億円以上の経営者は公開が今回から義務付けられた。日本人以外のCEO年収は会社業績がそれほど良いわけでもないのに数億円である。従業員の生涯賃金を一年で稼ぐのである。グローバルにみて海外企業との比較において日本企業のCEO年収は一般的に少ない。海外企業CEOはよく言えば未知の海に漕ぎ出し未来に賭けた冒険心が人並みはずれて強く、悪く言えば賞金稼ぎや金塊堀の山師野郎の血筋を引き、手段を選ばずお金を稼ぐのが仕事と割り切っている。端的な例が金融業界で、目に余る行為に海外の政府も規制に動いている。日本ではそれ程でもない。零細企業では社長である親父さんが個人資産を担保にしたり、抵当に入れたり、支払い責任契約を負ったりしている。そんな中で、例え儲かっても会社の余裕資金に回し、個人賞与へはなかなか回せない。会社が子どもであり一緒に育ちたいとの思いが強い。中堅企業の社長でもたまたま運よくなれたのであって飛びぬけて才能があったわけではないことを自認している。部下(従業員)達が働いてくれた結果である。自分一人が頑張った結果でないことを謙虚に受け止めれば経営者の年収も自ずから定まっていくのではないか。社会の目は厳しく株主総会を見ている。

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