僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

勝烈庵(関内)

2020年06月28日 | 揚げものをいただく
横浜をしるために
神奈川県立歴史博物館を訪問。
一番知りたかった
開国についての資料は薄かったが
横浜と関内。
この関係について知れたのは
実に興味深い。
関内は文字通り
外国人居留地と日本人居住地の関所にあたり
マカオでいうところの
関閘にあたるんだろう。
馬車道、日本大通りは
租界地側で
昔ながらの洋館が
少ないながらも残っている。
関所の内側が日本人居住地の伊勢佐木町。
さらには横浜駅も現在の位置に移転をし
当時の遺構はさらに減ってしまったものの
そもそもの横浜の起源は
ここ関内の界隈というわけだ。
伊勢佐木町という微妙な位置の町が
なぜこんな微妙な発展をしており
さらには外国人も多い理由がわかった。
生粋の浜っ子とは
ここ伊勢佐木町っ子をさすといっても過言ではない!

さて
そんなかつての賑わいの名残りの
勝烈庵で勝烈定食を頂く。
薄い!
だけどヒレ!
ソースが無茶苦茶変わってて
玉ねぎをたっぷりすり下ろしたような
辛くない水っぽいカレーの味。
目の前の揚げ場では
それはもう大量のパン粉をパフパフして
三基の寸胴でひっきりなしに何かを揚げている。
勝烈に肉はヒレ。
甘くて柔らかいが
とにかく薄い!
そしてちっちゃく8等分にカット。
なぜ?!
肉は普通というかむしろペラいんだけど
とにかくソースが個性的。
一枚一枚串をうってあげているのも面白い。
ソースが気に入った人は
おかわり自由のキャベツで
ひたすら満喫するがよろしい。