旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

米子空港から美保関灯台へ

2018-10-24 08:06:50 | 国内

**米子空港、灯台での写真など、こちらにも載せました
米子空港から境港を目指して走りだすと、予想外にも前方に山が見えてきて不思議だった↓

海に向かって走っているのにどうして山が見えてくるのだ?
境港に立つと、狭い海をはさんで山がそびえているではないか↓この山は何なのだ?

ただの地図で見てもこの風景は予想できなかった。
高さを描き込んだ地形図を見てやっと理解できた↓
↓赤い丸の中の左下の海峡が目の前の海。境港がある↓このページ冒頭の灯台は右端のとがった半島先端に位置している。
海をはさんで目の前に聳えている山は島根半島だったのである。

↑赤い円外右下にのびる砂州の根元あたりに米子市がある。
中海や宍道湖はこの地形の恵みだ。地理と歴史は連動している。
島根半島という山脈が、米子や松江を外洋から守り、この地域の繁栄を出現させていたのか。

↑上の地図を見ていてもうひとつ気になったのが青い丸の部分。
★松江市と外洋を隔てた島根半島山脈に細い切れ目がある。
そこに佐陀川という長さ8㎞の川が流れているのだが、それが江戸時代の人工河川なのをあとから知った。

今年没後二百年にあたる松平治郷(はるさと)通称:松平不昧公による治水・水運事業のひとつだった。
不昧公は茶の湯で藩の財政をたてなおした名君として知られているが、こんなところにまでアイデアを発揮していたとは。
なかなか奥の深い人物である。
※このあたりまたの機会に詳しい方にお話がきけるといいなぁ

今回、境港では有名すぎる「水木しげる記念館」は入らなかった。けっこう好きなので、入れば時間がかかるのはあきらかだったので(^_^;) 前を通った時「砂かけばばあ」をみかけました。

その代わり、「海と暮らしの史料館」を見学した↓

サカナの剥製いっぱい…



境港の「くらし」の歴史に関する話が詳しく楽しめると思っていたのだが…

境港水道の上にかかる大橋をわたって鳥取県米子市から島根県松江市へ↓

冒頭の美保関灯台へむかった。
いちど美保神社はとおりすぎて先端の灯台まで行く↓
駐車場から見える絶景におもわす声がでる↓

右に見える灯台まで歩いてすぐ

現在灯台の内部は、観光案内書と絶景のレストランになっていた↓

ここでランチにした↓

※この時の様子は冒頭写真下のリンクからごらんください
***

「美保関の老舗旅館の五代目が同級生なんです」
と、今日の案内をしてくださっている地元民がおっしゃる。
それは耳寄りなお話、歴史ある神社もちょっと見てみたいので美保関の港に車を止めた。

港から一筋入った昔のメインストリートの「青石畳」をひと目見て惹きつけられた↓

少し青光りする昔からのとおぼしき石畳である↓マンホールもあるから敷きかえられてはいるのだろうが

これは歴史的な石畳にちがいない。見飽きない。

そこにある老舗旅館の旧館は昔日の美保関そのものだった。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 岩倉(京都)の火祭り | トップ | 美保関~青石畳と老舗旅館と狛犬 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。