朝、MSM(モン・サン・ミッシェル)を出発し、ロワールの城めぐりをしてからパリのホテルへ入る、少々忙しい行程の一日。
**きのうの午後のMSMは混んでいた。平日とはいえ夏のバカンスシーズンでフランスのみならずヨーロッパ、いや世界中から観光客がおしよせてくる。MSMの5キロ以内はずっとのろのろ運転。「島」への道はごらんの様な状態。
さらに、入り口から内部にはいると、「大通り」という名前の細いメインストリートは、地下鉄のホーム並みの混雑である。いや、ほんとにすごかった。
パリから日帰りでやってきて、昼食込み三時間ほどの滞在の間中こんな混雑にさらされていたら、「たいへんだったぁ」という印象だけでおわってしまいかねない。MSMエリアに宿泊してほんとによかった。夕食後、車も人も少なくなった21時過ぎに歩いた人は、世界一の干満の差の浅瀬をおしよせてくる潮も目のあたりにできたのだそうだし。
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今朝、目を覚ますとぼそぼそと雨模様の曇天。朝食に出た六時半、ホテルのネオンはまだ灯っている。
ル・マンあたりを走っている時は雨だったが、幸いロワール川流域へ出る頃に雨は止んだ。入場見学のシュノンソー城。ひとつだけ城を見るなら、確かにこれだろう。
パリへ向かう前に訪れたシャンボール城は、城本体の大きさだけでなく、その敷地も特大で32キロの塀に囲まれた広大な森の中にある。
その向こうに見えてくるシンメトリーな城の光景。
城からはなれて敷地の外へ向かう時、今度は発電所の炉が真正面に見えてきてドキッとさせられる。これが原発かどうかは定かではありませぬ。