旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

嵯峨下見

2021-09-19 22:09:36 | 国内
嵯峨には以前から気になっていた螺鈿の店がある。

10月に催行する亀岡祭の旅で、保津川下り船は嵯峨嵐山に着く。絶好の機会。電話して見学させていただいた。

虹色に輝くアワビ貝を千鳥のカタチに切って塗りの中に埋め込んである↑※下は切り抜いたあとの貝
HPで見るより実際に材料に触れてみると軽く、素人でも、それほど力がなくてもセンス次第で楽しめると思った。
当日、楽しみにしております。

↑ぐい吞みの底に螺鈿の鮎が泳いでいる

↑花が散っている↑酒を注いだ時に風情がありそうだ。

↑こちらは店主の娘さんがデザインしたもの↑従来の茶道や香道の道具にとらわれない作品(^^)



すぐ近くの清凉寺の山門が青空に映える。

螺鈿のお店は門前通りだったのか。

山門をくぐると、山を借景にした本堂が堂々とそびえている。

ここには↑十世紀にインドからもたらされた?とされる釈迦三十七才の姿を写し取ったという像がある(国宝)。昭和二十八年になって内部から一千年前の絹製内臓模型が発見され、「生身のお釈迦様」と呼ばれるようになったのだそうだ。
10月は秋の御開帳でこれらが見学できる時期。本番でじっくり対面してみたい。

↓こちら経堂

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「もうひとつの『念仏寺』がありますよ、小松さん気に入るとおもいます」と、

愛宕念仏寺(おだぎねんぶつじ)に連れて行ってくださった。数えきれない羅漢像が苔むしている。

調べてみると、八世紀建立の場所だが何度も荒廃・復興を繰り返した歴史がある。現在みられる姿は昭和三十年代から西村公朝という彫刻家の僧が住職となって実現した。この人がいなければこの地の復興はなかっただろう。

※こちらにその歴史が載せられています
↑ウォークマンを持つ羅漢まで居る(^^) 昭和五十四年の初代ウォークマンのカタチをしている↑(^^)※こちらにそのウォークマンの歴史がSONYのHPにて載せられています
参拝者たちが削ったという羅漢たちは昭和五十五年から本格化している。なるほど、時代が符合した。

↑こちらは地蔵堂
本堂は鎌倉時代中期の再建で重要文化財になっているそうだが、かなり新しい手が入っている雰囲気で魅力を感じなかった。モノの本質的価値に「文化財指定」「国宝」など意味はない。それよりも、西村公朝という人物の情熱が感じられることが、この場所をおもしろく・魅力的にしている。

↑本堂内で小松の目を惹いたのはこの象(笑)
***

大覚寺も訪問地の候補にと思って入口まで行った。内部を見学し始めると「宿題」をたくさんもらいそうなのでやめておいた。本番でここへ入るか、検討します。

↑このちいさな石橋、風情があります(^^)


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