旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

紅花「音羽屋」再訪

2023-04-24 15:02:06 | 国内
「このお地蔵様のおかげで、ここでは事故が起きないんですよ」
新野さんが背伸びしてお顔を見せてくれた。
音羽屋を出てすぐ近くにある地蔵様の祭の日だった。

↑「明治四十四年再建立」となっている。
いつから人々を見守ってきたのだろう。


2020年の6月以来の再訪である。
※その日のブログにリンクします

紅花茶を入れてくださった。
紅花は染料としてだけでなく漢方薬として用いられてきた。
「音羽屋」さんでは2020年に「紅花御膳」を出していただいたっけ。
※上のリンク内に写真を載せています。


紅花は夏に咲くので、
4月の今はドライフラワーしかない。

紅色ではなく↑黄色をしている。
色素のうち99%は黄色。

この明るい黄色もとてもきれい(^^)※米沢織をごらんください

すりつぶして発酵させて、鵜梅をつかって化学反応をおこさせて…

↑三千枚の花弁をつかってようやく3グラムほどの「紅餅」ができる。
※こちら「音羽屋」さんのHPに詳しい解説があります
この紅色は他に代えられない赤色。

皇室の行事でも用いられてきた。
戦後に「山形県紅花生産組合連合会」が復興に努力し一定の成功をおさめたが、往時のような隆盛にはいたっていない。
※連合会のHPに経緯が書かれています

すべて自然素材の紅花染料はほんとうに貴重なのに…
買取価格は1㌔で3万円ほどなのだそうだ。

今年の桜はほとんど終わっていたが、この一本を楽しむべき前庭(^^)





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