アルプスを越えてイタリアに入った飛行機は、突然左方向へ旋回した
ヒースロー空港を出たBA540便はボローニャ行
方向はまっすぐ南下の筈なのだが?
不思議に思っていると機内アナウンスがあった。
「ただいまボローニャ空港が爆弾処理のために閉鎖されており、この飛行機はヴェネチアへ着陸することになりました」
爆弾?イタリアの地方都市でもテロかと早とちりしたが、これは第二次大戦中の不発弾だった(ほっ)
眼下にヴェネチアの干潟が見えてくる↓
ヴェネチアを訪れたことのある方が「こんなふうになってたなんて知らなかった」と言った。
間近に見ているからこそ理解できていない事柄もある。
ヴェネチアは地図でこんなふうな地形にある↓
↓画面左奥に見える島がヴェネチア本島にちがいない↓
↑いちばん近くはキオッジャの旧市街島↓ヴェネチアとは別の町。独特のカニ料理で有名。一度訪れてみたいと思ってまだ果たしていない↓
飛行機がヴェネチア空港に着陸。「ボローニャ空港がオープンする可能性があるのでしばらく機内待機をおねがいします」
しかし、三十分ほどで降ろされた↓
ターンテーブルで荷物を受け取り、英国航空係員の指示を待つ。
こういう場合、ボローニャ空港まで航空会社のバスで運んでくれるのが通例。問題は、それが「いつ」になるのか。係員がどこかと電話しているフライトナンバーを示して誘導される↓
ボローニャ空港閉鎖の影響を受けたのは我々だけではない。「いつ」バスはやってくるのかしらん。
「そうですね、一時間は待つと思います」と係員。ほんと? ここはイタリアなのだ。
別の対応策はヴェネチアに降りるのが決まった時から考えていた。
今日の我々の最終目的地はラヴェンナなのだから、ボローニャまで行く必要はない。
直接列車で行くことができるのではないか?
イタリア国鉄のページを調べてみると、一時間に一本か二本、ヴェネチアから利用できそうな列車があった。ただし、フェラーラで乗継だ。この場合、スーツケースがあることが問題。イタリアの地方駅ではエレベーターやエスカレーターはあまり期待できない。小さな駅ではまず設置されていないと思っておいた方がよい。乗継はしたくないなぁ。
地図を見て、ボローニャで待っている車にフェラーラまで迎えに来てもらうことにした。
英国航空の係員は相変わらず電話中。
ヴェネチアの駅へ出るバスをチェックすると、十分後に出発だとわかる。
「電車で行きましょう」即決して動き出す↓
※ヴェネチアの空港に中国勢がどれだけ来ているのかが分かります↑
ヴェネチアの大陸側・メストレ駅までのバス↓
二十分で8ユーロ↓
メストレ駅に着いたのは14時少し前。さわやかな風の吹く、観光客の姿もそれほどは多くない午後↓
切符を買いに行く↓
調べてあったとおり、フェラーラまで直行する次の列車は14:54だった。
乗車まで、ランチにちょうどよい。駅から出てすぐのバールに荷物を近くに置いておける場所を見つけた↓
こういう何気ない場所でもけっこうおいしいのがイタリア↓
三十分ほどでランチを終えて駅のホームへ向かう。切符はこの機械で時間を打穀しておくこと↓
フェラーラまで一時間ほどの一般列車二等席で8.5ユーロ程度
スーツケースの階段移動にはそれなりに苦労したが、無事に列車がやってきた↓
二階建て席でしばし車窓からの景色を楽しみましょう(^.^)↓
スーツケースは車両入口の広いところで積んで小松が番してます↓
となりにぼろぼろのギターとワインの入ったコップを持ったいかつい男。スーツケースに貼ってあった「NAGASAKI」という文字に反応して少し話した。数駅でよろよろ立ち上がって降りようとした時、奥からこの子がたっと出てきた↓
↑忠犬ですねぇ(^.^)
フェラーラ駅、ホームから出口まで階段しかなかった。
駅舎を出たところで予定通りステファノさんの車が待っていてくれた↓
ラヴェンナまで一時間十五分。うとうとしながら豊かなパダーニャ平原を走る↓イタリアでいちばん平らで川がたくさん流れる場所
やがてアドリア海が近付く。見えているのはしかし浜名湖のような湖。同じようにウナギが養殖され、バードウォッチングに人気があるラグーン↓コマッキオ付近
松並木は、かつてこの道がローマ街道だったことを思い起こさせる↓
****
17:30ラヴェンナ駅近くのホテルに到着。すぐちかくで、ラヴェンナでも最も古い起源をもつとされる教会が少し傾いた太陽の光をあびている↓夏時間になって午後八時ぐらいまでは明るい
一時間ほど休憩して、旧市街散歩と夕食へ↓ポポロ広場↓
正面が市庁舎。左がヴェネチア宮殿↑
↓宮殿のアーチを支える柱の頭には「テオドリクス」のモノグラムが見える↓
もともとテオドリクスが建てた教会にあったのだが、ヴェネチアが教会を壊してしまい、ここに再利用されたもの↑
この肉のおいしさに感動。脂身のやわらかさではなくしっかり肉の味がするがぱさぱさ感はない旬のアスパラもシンプルに焼いて登場
近くのアリウス派礼拝堂には明日また来ます
長い一日、おつかれさまでした(^.^)
ヒースロー空港を出たBA540便はボローニャ行
方向はまっすぐ南下の筈なのだが?
不思議に思っていると機内アナウンスがあった。
「ただいまボローニャ空港が爆弾処理のために閉鎖されており、この飛行機はヴェネチアへ着陸することになりました」
爆弾?イタリアの地方都市でもテロかと早とちりしたが、これは第二次大戦中の不発弾だった(ほっ)
眼下にヴェネチアの干潟が見えてくる↓
ヴェネチアを訪れたことのある方が「こんなふうになってたなんて知らなかった」と言った。
間近に見ているからこそ理解できていない事柄もある。
ヴェネチアは地図でこんなふうな地形にある↓
↓画面左奥に見える島がヴェネチア本島にちがいない↓
↑いちばん近くはキオッジャの旧市街島↓ヴェネチアとは別の町。独特のカニ料理で有名。一度訪れてみたいと思ってまだ果たしていない↓
飛行機がヴェネチア空港に着陸。「ボローニャ空港がオープンする可能性があるのでしばらく機内待機をおねがいします」
しかし、三十分ほどで降ろされた↓
ターンテーブルで荷物を受け取り、英国航空係員の指示を待つ。
こういう場合、ボローニャ空港まで航空会社のバスで運んでくれるのが通例。問題は、それが「いつ」になるのか。係員がどこかと電話しているフライトナンバーを示して誘導される↓
ボローニャ空港閉鎖の影響を受けたのは我々だけではない。「いつ」バスはやってくるのかしらん。
「そうですね、一時間は待つと思います」と係員。ほんと? ここはイタリアなのだ。
別の対応策はヴェネチアに降りるのが決まった時から考えていた。
今日の我々の最終目的地はラヴェンナなのだから、ボローニャまで行く必要はない。
直接列車で行くことができるのではないか?
イタリア国鉄のページを調べてみると、一時間に一本か二本、ヴェネチアから利用できそうな列車があった。ただし、フェラーラで乗継だ。この場合、スーツケースがあることが問題。イタリアの地方駅ではエレベーターやエスカレーターはあまり期待できない。小さな駅ではまず設置されていないと思っておいた方がよい。乗継はしたくないなぁ。
地図を見て、ボローニャで待っている車にフェラーラまで迎えに来てもらうことにした。
英国航空の係員は相変わらず電話中。
ヴェネチアの駅へ出るバスをチェックすると、十分後に出発だとわかる。
「電車で行きましょう」即決して動き出す↓
※ヴェネチアの空港に中国勢がどれだけ来ているのかが分かります↑
ヴェネチアの大陸側・メストレ駅までのバス↓
二十分で8ユーロ↓
メストレ駅に着いたのは14時少し前。さわやかな風の吹く、観光客の姿もそれほどは多くない午後↓
切符を買いに行く↓
調べてあったとおり、フェラーラまで直行する次の列車は14:54だった。
乗車まで、ランチにちょうどよい。駅から出てすぐのバールに荷物を近くに置いておける場所を見つけた↓
こういう何気ない場所でもけっこうおいしいのがイタリア↓
三十分ほどでランチを終えて駅のホームへ向かう。切符はこの機械で時間を打穀しておくこと↓
フェラーラまで一時間ほどの一般列車二等席で8.5ユーロ程度
スーツケースの階段移動にはそれなりに苦労したが、無事に列車がやってきた↓
二階建て席でしばし車窓からの景色を楽しみましょう(^.^)↓
スーツケースは車両入口の広いところで積んで小松が番してます↓
となりにぼろぼろのギターとワインの入ったコップを持ったいかつい男。スーツケースに貼ってあった「NAGASAKI」という文字に反応して少し話した。数駅でよろよろ立ち上がって降りようとした時、奥からこの子がたっと出てきた↓
↑忠犬ですねぇ(^.^)
フェラーラ駅、ホームから出口まで階段しかなかった。
駅舎を出たところで予定通りステファノさんの車が待っていてくれた↓
ラヴェンナまで一時間十五分。うとうとしながら豊かなパダーニャ平原を走る↓イタリアでいちばん平らで川がたくさん流れる場所
やがてアドリア海が近付く。見えているのはしかし浜名湖のような湖。同じようにウナギが養殖され、バードウォッチングに人気があるラグーン↓コマッキオ付近
松並木は、かつてこの道がローマ街道だったことを思い起こさせる↓
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17:30ラヴェンナ駅近くのホテルに到着。すぐちかくで、ラヴェンナでも最も古い起源をもつとされる教会が少し傾いた太陽の光をあびている↓夏時間になって午後八時ぐらいまでは明るい
一時間ほど休憩して、旧市街散歩と夕食へ↓ポポロ広場↓
正面が市庁舎。左がヴェネチア宮殿↑
↓宮殿のアーチを支える柱の頭には「テオドリクス」のモノグラムが見える↓
もともとテオドリクスが建てた教会にあったのだが、ヴェネチアが教会を壊してしまい、ここに再利用されたもの↑
この肉のおいしさに感動。脂身のやわらかさではなくしっかり肉の味がするがぱさぱさ感はない旬のアスパラもシンプルに焼いて登場
近くのアリウス派礼拝堂には明日また来ます
長い一日、おつかれさまでした(^.^)