旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

サンカラホテルで午後を過ごす

2017-03-06 19:00:00 | 国内


日本じゃないみたいな本館のテラス(^.^)
きのうの屋久島到着からここまでで一番晴れた。
海と山の両方がテラスから見晴らせる。


チェックインがはじまる午後三時少し過ぎにはサンカラホテルの入口に到着した。バスでの到着を想定していないので、本館のずっと下でバスを降り、ゴルフ場のカートと同じ電気カーが迎えにきてくださるほどなく、門をとおり↓



本館が見えてくる↓あの建物のテラスが、冒頭の写真であります



入口からロビーを抜けてテラス方向↓



ここでチェックインをすませて、各コテージへ、再びカートが送ってくれる。小松は本館のレストランを先に回る。OKASは食材が決まってからその日にメニューを決めるのだそうだ↓



漢方薬に使うようなニンジンが用意されていた。これ、今晩どんなふうに登場するのかしらん↓




小松が部屋へ行く途中、「あ、あの方がシェフですよ」とおしえてくださったので、ご挨拶。ホテルの敷地内でも食材を育てておられるので、その菜園へ行く途中だった。今晩、楽しみにしております


**各部屋はヴィラの一階と二階に二部屋ずつとなっている。二階が眺望良いということはほとんどなく、下の階でも快適そのもの↓




冷蔵庫の中の飲み物などはすべて含まれている「たんかんジュース」おいしかった(^.^)↓



今日は五時からヨガのミニ教室をおねがいしている***


はじめはテラスでと思っていたが、今日はちょっと寒いので、急遽空いていたSUITE Roomを場所にしてくださった。一泊27万円のお部屋なのだそうです⇒


眺めの良い広い窓が一面に開いて気持ち良い部屋で↓



ヨガははじめての小松だけれど、要は身体をストレッチする体操なんだと理解。一時間ほど、ゴーシュ直子先生のゆっくりした動きを真似る。一日やれば一日元気でいられる、がんばりましょう(^.^) 


終わってから、先生がカードをひかせてくれた⇒


小松のカードはこれ↓良いことであると信じます(^.^)


***一度部屋にもどり、さっぱりして着替えて、夕食へ向かう。空は美しい藍色だ



「その日の食材がはっきりしてから決めた」メニューがこちら⇒


けっして安くはないけれど、それだけの価値があると思わせてくれる⇒こちらから、写真と簡単な解説をごらんいただけます



赤ワイン、お勧めいただいたのはなんとグルジアのものだったが、なるほどのおいしさだった


 

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屋久杉自然館、ヤクスギランド

2017-03-06 16:55:59 | 国内

JRホテルから一時間かからずに屋久杉自然館に到着。 屋久杉に特化して、そのなんたるかを分かりやすく解説してくれる場所。

有名な縄文杉から「落ちた枝」が展示してある↓折れた現場から、展示できるように処理して持ってくるのに一年かかったそうだ↓

巨大な枝はそれだけで一本の木のようだ。★靴を脱いで入館する床は心地よい木製。栂(つが)の木のブロックをはめ込んでな並べてある↑

切り株で説明↓屋久杉の年輪というのは、気候の変化で一年に一本とはかぎらないのだそうだ。ほほう↓

第二室の真ん中に、巨大な切り株がそびえている。もともとはもっと大きかったものを、この建物に入れるためにちいさくしたのだとか↓

★伐採のためのノコギリが年代を追って展示してある。これだけ巨大な木を完全に切り出すのには、手動ノコギリの時代には一本に一か月もかかっていた。 それが、昭和30年代にチェーンソーが導入され、いっきに伐採のペースがはやくなっていった↓

 ★かつて杉を伐採するために住んだ人たちの村があった。小杉谷といい、大正末期からはじまり約半世紀の間だけ、屋久島唯一の山の中の集落であった。そこでの暮らしを記録した白黒フィルムが興味深い

はじめは木材運搬のために建設されたトロッコだったが、ディーゼルが運行されるようになると住民の足となった。一時間で麓の安房まで買い物に行く風景↓「トロッコの上で生まれた子供も三人」いたんだそうな。

  昭和三十一年に導入されたチェーンソーの様子↓

 切り出した丸太に一人一人が跨り、ブレーキだけでふもとまで運んでいく様は、まるで遊園地のアトラクションのよう↓

この村は昭和四十五年に廃村となり、今はトロッコの軌道の跡を登山客が歩く。

 自然館には★近年噴火した口永良部島の解説もある

***屋久杉自然館を出て、さらにじぐざぐ道をのぼってゆく

標高千二百三十メートルのところにある「紀元杉」へは、そのままバスでつけらる↓

まわりに木道が敷設されていて、ひとまわりできる↓

↑この「紀元杉」には、二十四種類もの別の植物が「着生」しているのだと、先ほどの自然館で解説された。その図↓

その種類が、現地の解説版に「着生植物」として列記されている↓

「着生」は「寄生」とは違い、木そのものの養分を奪う事はしない。文字通り、くっついてそこで生きている。雨が多い屋久島のような場所だからこういう事が可能になるのか。

★りんご椿の実がころがっていた→これは黒くなってしまっているが、枝で赤く実っている時にはまるでリンゴのように見えるのでこの名前になったのだという。花もまだ残っているところがあった↓

***標高千二百三十メートルの「紀元杉」から、標高千メートルのヤクスギランドまで下る。歩くコースはたくさんあるが、「大きな杉が見たい」というだけならば、短いコースでも充分に楽しめる。

★ヤクスギランド

30分、50分の短いコースならば、歩きやすい木道が整備されている↓

 雨が多く、苔むした木肌の木が多い中で、つるりとしたこんな木が目立つ↓

これは巨大な「ヒメシャラ」。苔が生えると表面が自然に剥けて、こんな木肌を保っていられるのだそうだ↑

ガイドさんが形状のちがう二種類の杉の葉を紹介してくれた↓下の写真は両方とも同じ杉なのだけれど・・・

とげとげの葉と優しめの葉と↓どちらが、若木のものだと思います?↓

左のとげとげのほうが若木。小さい時には動物に食べられやすいから、こういう形状になって自己防衛しているのだそうな。へぇええ~↑

★土埋木(どまいぼく)とよばれる古い切り株が苔むして残されている。これは、江戸時代の伐採の残り。当時は木目がまっすぐになっている少し高い位置から切り倒していた事による↓

切り株の上から二本の新しい木が生えている場所をよく見かける。自然にはそうならない。

「江戸時代、樹齢何百年という杉を切り倒すと、そのあとに若木を二本植えて祈るという習慣があったのです。そこから二本の木が育ってこの姿になったのです。」↓バスガイドさんに説明していただいて、はじめて納得した。

苔にもたくさんの種類があり、優秀なバスガイドさんにはちゃんと「自分の好きな苔」というのがあった。このふかふかした丸いのがお気に入りなんだそうな(^.^)

この「栂の木のトンネル」はどうやってできたのか?↓

「もともとここには巨大な石があったのを、またいで栂が育っていったのです。あるとき石が転がり出てこのようなかたちにのこりました。」なぁるほど。

**苔のなかに咲く、小さくきれいな花は「オオゴカヨウオウレン(大五加葉黄連)」という↓

****ヤクスギランドへの公共バスは朝夕一本だけ。公共交通機関だけで旅をするのはなかなかたいへんな島であります。

水力発電所が見えた。この荒川ダムでつくられた電気は20%だけで家庭用がまかなわれていて、あとの80%は屋久島電工が運営しているダイヤシックをつくる工場へまわされている。ダイヤシックとは何?⇒屋久島電工のHP 国内ではここでしか生産されていない。それだけ豊富に安い電気を供給できる屋久島だということか↓

それでいて一般住民の電力が安くはないのが不満というのは理解できる。

***

まだ午後二時過ぎだけれど、滝を見たらサンカラホテルに入ることにする。良いホテルはただ泊まるだけではもったいないから。


 

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JRホテル屋久島

2017-03-06 09:42:40 | 国内

JR屋久島ホテルの魅力は、徒歩十分でこんな場所に立てるということ。明日朝、晴れたらお連れしましょう(^^)

***

バスが屋久島カトリック教会を出ると、十分ちょっとでJRホテル屋久島へ到着する。岬の高台にぽつんと建つ八角形のホテルは絶好の立地を誇る。そして、ここの温泉には、温泉にはそれほどこだわらない小松でも「これはいいお湯だ!」と感激させられた。まずはチェックイン。部屋の開け閉めや施設の使い方を、これだけしっかり説明してくれる日本のホテルサービスはすばらしい↓

余裕がある広い部屋↓三名利用でも、写真左奥にもうひとつのベッドがちょうど置けるだけのスペースが用意されている。ご家族にも便利なつくり↓

山側の部屋もあるけれど、海側と比べて遜色ない景色だと思う。モッチョム岳が雲が切れて顔をだした↓

夕食は「尾野間会席」 

   

黒豚の白湯鍋、おいしかったのに撮り忘れました… デザートは

明日の天気予報は、雨

でも、いちおう六時半に「谷崎鼻散策」希望者はロビー集合とする。

***日出はこの時期六時四十分。そろそろ明るくなってテラスに出てみると雨は降っていなかった。南国らしい暖かい風を感じる。天気予報とは印象が違うお天気。

 八人ほどで岬へ向けて歩きだす。すぐ近くの灯台、景色が見晴らせる場所まで十分ほど。

木の間がくれに見えていた荒々しい磯が やがて見晴らせる場所に出る

さらに少しコンクリートの階段を下りる

磯まで降りるよりも少し上の場所の方が眺めはよい。

ホテルに戻ろうとしたころ、遥か海上を照らす朝陽が雲間を赤くしていた↓

小松は朝食前に最上階の温泉へもう一度。誰もいない派手な装飾などいっさいない大浴場だが、このすばらしいお湯と岬の景色だけで十分である。

朝食、なにげないもずくの酢の物がびっくりするほどおいしかったりもちろんトビウオのさつま揚げも  

紫いものパンも味わってみてほしい 

朝九時、雲は低いが雨にはなっていない。ホテルを出発し、ヤクスギランドへ向かう。

 

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