旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

朝のグランドキャニオン、リム散歩。モニュメント・ヴァレーの驟雨を高見の見物。

2016-08-05 03:41:03 | アメリカ西部

日の出の時間に合わせて、午前六時にロッジを出発。マーサ・ポイントの駐車場には誰もいない。いや、さっき、日の出を見たグループのバスが離れていくのにすれちがった。しかし、小松の経験則では、日の出そのものを見るよりも、日の出後の三十分ほどの時間こそ、朝の景色がもっとも美しい時間だと思う。

マーサー・ポイントは近くにキャンプする人たちなどでにぎわっていた。

刻々と変化する色と影

ヤバパイ・ポイントまでリム添いに二十分ほど歩く。

 まだ閉まっているミュージアム。 七時過ぎにロッジにもどり、八時半にあらためて出発。

***たった二時間ほどで、グランドキャニオンの光はずいぶん変化する。ブライト・エンジェル・ロッジとエル・トバ・ホテルの間、定番エリアで一時間ほど滞在した。←駅方向から見たエル・トバ  ブライト・エンジェル・ロッジ⇒

ブライト・エンジェル・ロッジのロビーを抜けて崖際に出ると、リスちゃんがいつもうろうろ出てくるが、かわいいからといって、エサなんかあげちゃいけません。相手はちゃんと自分がどうすればエサがもらえる(かもしれない)か、知っているんです↓

谷底へ降りるブライト・エンジェル・トレイルの入口まで行ってみる。その急斜面にへばりつく「KOLBスタジオ」に立ち寄った。・・・予期せず、そのまま、この場所にちょっと魅入られてしまった。

まったく知らなかったのだが、ここはコルブ兄弟が1903年にオープンした写真スタジオだった。故郷ペンシルバニアを出て、兄のエルワースがグランドキャニオンにやってきたのは1901年、グランドキャニオン鉄道が開通してたった一週間後のことだった。ポケットにはたった二ドルしかなかったが、ホテルの巻き割りをしながら滞在し、一年後に弟のエメリーがやってきた。二人ははじめテントしかなかったが、1903年にこの場所に現像スタジオをひらいた。この二人、ただものではない。百年も前にコロラド川をほぼ全行程探検しているのである。

※別に書きます! 

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ブライトエンジェルロッジを後に、今晩宿泊のモニュメント・ヴァレーTHE VIEWを目指す。途中、イースト・リムで、最後のグランドキャニオンの眺めを惜しむ。ここも通常は行かないリパン・ポイントという展望台。

南側では一番高い場所から見下ろすキャニオンは、また雄大さを増している。今回のメンバーズと、グランドキャニオン、名残のショットであります⇒

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モニュメント・ヴァレーへの道 アリゾナ州の北辺を走る。やがて、想像を超えた迫力で迫ってくる奇岩ユタ州に入る 写真では見知っている岩も見えてきた↓

THE VIEWホテルに入る前に、今日は少し先の「フォレストガンプ・ポイント」へ行ってみようここは同名の映画の中で、主人公が突然走るのを止めるシーンになっている。

****そして、THE VIEWにチェックイン!

 すべての部屋からモニュメント・ヴァレーの絶景が楽しめる。唯一無二のホテル。部屋に入って三十分後、雨のカーテンが襲ってきた。

ヴァレーの舗装されていない道が、赤い川によって分断されて、一般車両は立ち往生しているのが遠くからでも見える。ほんとに「高みの見物」ってやつですね。

バスでやってきて写真を撮るだけでは見えてこない。時間の流れを楽しむ滞在。

今日の日暮はユタ州時間20時半・・・ああ、そこまで起きていられない(笑) 雨はしばらくすると止み、不思議な色の空にかわっていった。

 

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