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東京五輪組織委員会の森会長が辞任する意思を固めた。
女性蔑視発言について謝罪会見したが「悪いことは言っていない。なんで謝罪しなけりゃならんのだ!」という本心があからさまに出ていた。謝罪会見がかえって火に油を注いだ。
辞任を固めた森氏が、川渕三郎氏に面会して会長就任を要請したという。
川渕氏は「人生最後の大役と思ってベストを尽くしたい」と会長就任が決まったかのような発言である。
確かにこれで事実上次の会長は決まりということだろうが、森会長が組織を私物化している印象だ。ルールに沿っていない。
本来は組織委員会の席で森会長が辞任の意向を伝え、後任に川渕氏を会長に推薦したい旨を述べて、それを理事会が了承してスタートすることだ。
人選では非公式に打診し調整することは不可欠なことであるが、内輪だけで決まってしまって、ほかの組織委員会のメンバーがまったく関与できない決定の仕方になっている。
問題の根っこにある「わきまえない」意見や異論は排除して、「幹部一任を良し」とする運営が繰り返えされた。これまでと何も変わっていない。
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