ジジババのたわごと

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仕分け3弾は特別会計の闇を照らすか

2010年10月26日 | Weblog
「事業仕分け」第3弾が27日から開始される。「特別会計」が対象である。
これまで一度も審査されたことがなかった、特別会計の中身が公にさらされるのは画期的なことである。

ただし、前回の事業仕分けでほぼ明らかになったように、無駄削減による「財源捻出」は期待できそうもない。
むしろ、多額の累積借金が明らかになって、しかも返済のめどが立たない実態が浮き彫りになりそうである。

特別会計の最大の問題点は、国家予算であるにもかかわらず、実質的に国会の審議から除外されて、担当省庁の裁量で処理されてきたことである。
一般会計の倍の事業予算を、省庁が制約を受けず自由に使ってきた。それだから特別会計は「裏帳簿」とさえ言われる。
「補助金」として不明朗な使われ方をしているとも言われる。
複雑な操作が加えられて、カネの流れを見えにくくしているという指摘がある。

実態を国民に判るように明らかにしてほしいものである。それをしなければ国民の「官僚不信・役所不信」は払拭されない。
特別会計仕分けでは、ワーキングのリーダーに枝野幸男氏と長妻昭氏が起用されたので、成果を上げてくれそうに感じる。
官僚と自民党政権が永年覆い隠してきたベールを剥ぎ取ってほしいものだ。

事業仕分けで無駄をチェックしたことは、民主党政権の数少ないヒットの一つである。
これからも続けてほしい意義がある作業なのだが、しかし本来は、事業仕分けではじめて明らかにされるようなことではなく、国会で審議すべきことなのである。
特別会計も含めた予算・決算に関して、詳細な内訳を公開しなければならないことなのだ。


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