民主は口先だけ、信頼がた落ち

民主党は企業・団体献金の受け入れを再開することを決めた。党の財政が国費に偏った状況であることを理由としている。
本音は自民党が献金を受け入れているので、資金面で差をつけられるので都合が悪いということなのであろう。

民主党は、去年の衆議院選挙のマニフェストで企業・団体献金の全面的な禁止を掲げ、政権交代後は受け入れを自粛してきた。
ころころ言うことを変える、口先だけの民主党への信頼感はがた落ちだ。
前原外相が、「企業・団体献金の廃止法案を出すと決めていた。国民に違う方向を向いていると、とられても仕方がない」と批判したことが少しだけ救いか・・・。

言葉が軽いといえば、鳩山由紀夫前首相が最近になって引退を撤回した。
小沢一郎幹事長と一緒に退任する際、「総理たるものその影響力を行使しすぎてはいけない。私は次の総選挙に出馬はいたしません」と断言していた。
鳩山氏は普天間基地移設のときも、その場限りの無責任な発言を繰り返し迷走し混乱を招いた。

民主党の何を信用すればいいのか。「これだけは信用できる」というものがあるのだろうか？　
政治への不信が増幅されると、国の将来にわたる骨組みの制度についても、国民の協力が得られなくなる。
国の制度は、約束事として国民と政府の信頼に基づいて運用されるものであろう。
幹部が発言に責任を持たないようでは、「政策がいつ変るかもしれない」と国民から信用されなくなる。