新型コロナの終息がイメージできない

コロナウイルスが、都市・郡部関係なく日本の至る所に拡大して勢いが止まらない。
感染ルートがはっきりしない「市中感染」が増えてきているので、これからも拡散していくだろうことは予想できる。
半面、終息するだろうとは、なかなかイメージできない。




いまの対策で拡散を防げるのか。歯止めがかかるとは思えない。
会社や職場、学校、通勤時の交通機関などを考えてみると、一人保菌者がいたら感染を避けようがない。
他人と接触しないのが一番効果的だが、不要不急な外出を回避できるのはリタイアした者だけだ。


そうかといって日本では、中国のような強引な措置はできない。
当分の間じりじりと感染者が増え続けるのではないだろか。

気温が上がる夏場になればウイルスの勢いが自然に弱まるという説も、そうなるかもしれないし、ならないかもしれない。淡い期待にすぎない。
仮に熱で弱るとしてもまだ先のことで、その間は全国に巻き散らされる。
いつまで続くかと、暗い気分になる。

さて、ダイヤモンドプリンセス号で感染者が増え続けたことに、海外から非難が上がっている。
乗客の隔離、船内の感染対策が不十分だというものである。

船内検査で陰性と判定され下船した人の扱いでも、日本とほかの国で違いが際立った。

日本の乗客が下船したあと、公共交通機関を利用して自由に帰宅する様子を見たとき、「もっと慎重に経過を見たほうがよいのでは、あとで陽性になるのでないか」と素人目にも不安に感じたが、案の定、その後感染している人が出た。
日本の甘さを裏付けるようなシーンであった。