夫婦の寝室

夫婦の寝室は同じですか？ という記事。
夫婦だからといって何が何でも同寝室でなければならないという理由もない。
別寝室のほうが多くの利点があると思う。
就寝時間が自由、熟睡ができる、寝返りが自由・・・というのが主な理由。
おならだって堂々とできる。

まさしくこの理由が我が家にぴったり当てはまる。
一緒に遅くまで起きていてもお互いに就寝時間がまちまちだし、ババは少しの物音でも目覚めてしまう。相手の寝返りや咳やイビキでも目覚めてしまう。そこからなかなか寝付けない。
そんな日が続けば不眠になってイライラしてしまうと思う。
我が家は一時期、子どもの部屋を確保するために夫婦同じ部屋に寝ていたときがあるが、結婚した当初から基本的に寝室は別にしている。

人によって別寝室を始めたのはちがうだろう。
さすが20代や30代では早すぎるとも思うが、職業がらや住まいの事情で別室ということもある。
喧嘩して別室というわけでないなら、かえって夫婦仲がよくなることも多いと思う。
知りあいで、御主人がすごいイビキをかく人がいる。自宅ではもちろん旅行に行っても部屋を二つ確保するほどだ。

夫婦別室だと高齢夫婦の安全問題がでてくる。
隣にいて相方の異変に気づき、危機一髪で命拾いをした例もあるという。
また、隣にいながら、一人で抜け出した夫が病院に行ってそのまま入院となって、妻が病院からの連絡で驚いたなんて例もあるようだ。

しかし、高齢でなく働き盛りでも異変はおきるものだ。
ババの知り合いの旦那さんはある日、いつもの時間になっても起きて来ない。
のぞきにいくと布団の中で亡くなっていたという。
心臓の既往歴があったわけでないらしいが心筋梗塞だったという。

寝室が一緒だったかどうかまでは知らないが、突如事故は起きるものだ。
朝の挨拶を交わした人が昼には亡くなっていた、妻の横で新聞を読んでた夫がうずくまるようにしてあっという間に亡くなった、布団の中で苦しいと言い出して子供たちの前で亡くなった、エスカレーターに乗っていて急に倒れて亡くなった・・・なんてババの身近で起きたことだ。
こうしてみると心筋梗塞ばかりだ。

ジジに「年とってから別室だと心配だね」と言うと、「そのときはそのときさ」とあっさりしてる。今の方針は変える気もないようす。
ババ自身が、声かけたが相方に気づいてもらえなく逝ってしまった・・・と想像したら寂しい気もするからだが・・・。
こればかりは必ず誰かに看取られて・・・という保証もないし、ジジのように自然にまかせるしかないというのが自然だろうか。