ジジババのたわごと

孫たちさらにその孫たち世代の将来が、明るく希望が持てる時代になってほしい。

共同浴場つきマンション

2010年10月29日 | Weblog
共同浴場つきマンションが売れているらしい。
入居者同士の社交場としてはまさに裸の付き合いだ。
共同入浴というのは日本文化の象徴ともいわれてきた。

ババが「一人で入りたい時もあるよねぇ・・・」と言うと、ジジが「そういう人はそのマンションは買わないんでしょ」とひとこと。
小さな風呂より広々とした風呂がいいと思う人もいるだろうし、自分のところの風呂を使う場合より経済的だし面倒でないというのもあるのではないか、と言う。
それもそうか・・・

ババは小さい頃から共同浴場育ちだ。
家に風呂があるのは「内風呂」、家にないから外に出向くのは「外風呂」といった。
クラスでも内風呂の人は数人しかいなかった。

家庭に風呂があるため共同浴場に入ったことがない友達がいた。
小学校の修学旅行で旅館の大風呂に行ったときのこと。
一緒に行った彼女がなかなか服を脱ぐ気配がない。
それで知ったのだが、彼女にしたら他人に見られる羞恥心でいっぱい。初体験の大風呂だったのだ。

ババからみれば内風呂だなんてうらやましいが、友達を誘い合って行く外風呂の道中が楽しいものだった。
商店の前を通るので夏はアイスを買ったり飲み物を買ったりした。
冬は帰りの道中、ぬれたタオルがカチンコチンに固まっておもしろい形になる。

マンションの共同浴場という空間で起こるいろんな出会い。それを求めて入居を決める人たちがいる・・・。
裸で付き合う場所だからこそコミュニケーションの場としていいかも知れない。


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