振り込め詐欺

身内のおばあちゃんのところへ、「おばあちゃん、交通事故を起こした。」という電話があったと聴いた。
「あんた誰？」と質問して諦めさせたということであった。
おばあちゃんの電話帳の名義は男になっているのに、女性の一人暮らしを知って電話してきているようだという。
このおばあちゃんは、だいたい公衆浴場を利用している。湯仲間に振り込め詐欺の電話を受けた者もいて話題になっていた。年寄りの交流の場として、銭湯・浴場はなかなか有益なのかもしれない。

実は、ババも、以前オレオレ詐欺の電話を受け取ったことがある。“誰だろう？”と、頭をフル回転させたが、心当たりが浮かばなかったので、「えっ！だれ？」と聴いたら、「わかんないかなー。まいったなー。」といって電話を切った。

ババ：　いっそATMも使えないくらい機械オンチのほうがいいかも・・・。窓口の職員が不自然に感じて、振り込め詐欺を防いだと時々話題になるじゃない。　
窓口だと、「おばあちゃん！息子さんから電話があったの？」とか話し掛けくれて、見抜いてくれるかもしれないよ（笑）。
ジジ：　そういう人たちはおおむね、少し不自然でも疑わない性分なんだろうね。基本的に信用してしまう素地があるのかもしれないな。そこを巧妙に付け込まれて、罠にはめられるのではないのかな。
別の手口のときにまた引っかかってしまう心配があるな。だまされたことを教訓にして、警戒するようになるから大丈夫だ、とはいかないように感じる。

騙す人間を他の人に接触させないように隔離することが、詐欺の成否を決めるのだという。自分だけは引っかからないと自信を持っている人でも簡単に騙せるのだというから、のんきに構えてはいられない・・・。
《前のブログから転記し再生したものです》