ジジババのたわごと

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怒涛の安倍政権 不気味な共謀罪

2017年04月18日 | Weblog

安倍政権は、“なんでも有り”になってきた。
非常識なことをして非難を浴びても、馬耳東風、カエルの面にションベンだ。

暴走に待ったをかける役割の野党が、ブルドーザーで蹴散らされるように手も足も出ない。
民進党は解体に等しい。連立の公明党は金魚の糞でしかなく、歯止めの役割は期待できない。
国会で多数を握る安倍政権の動きは怒涛の勢いで、独裁体制と言ってもよい様相である。

まず2013年に「秘密保護法」を成立させた。
国の防衛や外交にかかわる情報を「特定秘密」として指定し、誰もチェックができない仕組みにした。

「安保関連法制」では、大半の憲法学者が「憲法違反だ」と指摘していることに耳を貸さず、解釈を捻じ曲げて、集団的自衛権行使の法案を押し通した(2015年)。

また、人事に露骨に介入して、内閣法制局長官」、「最高裁判事」、「NHK会長」 ‥など次々と、政権と歩調を合わせる人物に首をすげ替えてきた。

メディアへの「言論統制」も強めている。電波停止にまで言及した。
自分たちの主張を取り上げて報道することはよいが、反対する主張を取り上げることには偏向と決めつける。

そんな中、今国会で成立を目指しているのが「共謀罪」である。
テロ組織による犯罪を未然に防ぎ、国際条約締結のためというのは、口実にすぎない。

恐ろしいところは、政権に反対する者に対して監視を強め、警察がなんでもできるようになる こと、それを外部からチェックできないことである。

次に安倍政権が目指すのは「憲法改正」だ。
国家を個人よりも上に位置付けて、国民は国家に従うべきものとしている。


ところで、不祥事が続いても安倍政権の支持率は高いままだ。
お粗末な民主党政権に失望した反動が大きかったことが最大の要因と言えよう。
とはいえ、国民の中に、強い指導者に憧れる心理とか、国粋主義的な心情が強く根を張っていることも認識すべきなのであろう。

ドイツの牧師・マルティン・ニーメラーの言葉が思い浮かぶ。
 ・ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった。私は共産主義者ではなかったから
 ・社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった。私は社会民主主義ではなかったから
 ・彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった。私は労働組合員ではなかったから
 ・そして、彼らが私を攻撃したとき、私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった

彼ははじめヒトラーの支持者だったという。
ナチスによる教会への国家管理に強く反対し逮捕され、強制収容所に収容された。
ホロコースト(ユダヤ人などに対して行った大量虐殺)から生き延びて生還した。


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