ジジババのたわごと

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なぜ今ごろ“桜”の捜査か

2020年11月26日 | Weblog

なぜ今ごろになって「桜を見る会」の捜査を始めたんだ? ずっと前に告発されていたのに!」

「桜を見る会」に関連して安倍首相に対して、何度か告発状が提出されていたことを目にしていた。

安倍氏の後援会が前夜祭の費用を補填したことは、寄付行為を禁止する「公職選挙法」に違反する。さらに、前夜祭の収支を政治資金報告書に記載しなかった「政治資金規正法」に違反するというものである。

 

時効にならない2015年から19年までの桜を見る会が対象になった。

桜を見る会が開催されたのは2019年4月が直近である。

 

さて一方で、河井案里参議員と夫の克行衆院議員(前法相)が逮捕されたのが今年6月である。すでに裁判も始まっている。

2019年7月の参院選挙にかかわる公職選挙法違反の罪に問われたものだ。

安倍前首相のほうはなぜこんなにも遅いのか。違いは何か? 調べてみて、その理由がわかった。

 

 

桜を見る会」は2019年11月に最初の告発状が出されている。

ジャーナリストや弁護士ら約50人が、公職選挙法と政治資金規正法に違反しているとして告発状を東京地検に提出した。

今年20年1月には大学教授らが、「桜を見る会」に自身の地元後援会員らを多数招待し予算を大幅に超過させたのは背任の罪に当たると、首相を背任容疑で東京地検に告発状を提出した。

しかしこの二つ告発状は「代理人による告発を認めない」として受理されなかった、というのだ。

 

20年5月には、「桜を見る会を追及する法律家の会」の662人が告発状を東京地検に提出した。

8月には全国の弁護士や法学者279人が東京地検に告発した。

地検は「代理人による告発を認めない」ことを理由にして受理しなかった。

これまでは同様なケースは受理されていたのに不可解であると批判があがった。

 

 

ちょうど「官邸の守護神」と揶揄された黒川・元東京高検検事長の定年延長が閣議決定された時期で、桜を見る会問題と定年延長が関連あるという憶測が広まり、検察が安倍首相の意向に沿って不受理にしたと見られた。

黒川氏が賭け麻雀で失脚し、その後安倍総理が辞任したことで、風向きが変わったといわれている。

 

いま、東京地検特捜部は、ホテルから明細書などの任意提出を受けたとみられ、後援会の代表を務める公設第一秘書や複数の秘書のほか参加した支援者らからも任意で聴取したようだ。

 

 

安倍首相は、支出は一切ないと国会で大見得を切ったが、前夜祭に後援会から補填した額は5年間で900万円を超えるという。化けの皮が剥がれたわけだ、

ただし、安倍前首相に罪が及ばないような落としどころについては既に決まっている、などとささやかれている。

 

それにしても、安倍首相の国会での答弁は失笑してしまうようなものばかりであった。

・ホテルが参加者個々人に領収書を出して、お金は直接ホテルに渡した、と安倍首相は国会で答弁していた。領収書やその他すべての資料の提出するのを拒んでいた。

・安倍後援会事務所が「招待基準」を無視して、後援会員を幅広く「募っていた」つまり「募集していた」ことを知っていたか、との質問に対して・・・「募っている」という認識であり「募集している」という認識はなかった、と安倍首相が答弁したのにはあきれた。

・参加者名簿の提出を野党から要求された直後に、シュレッダーで廃棄している。

この理由として、担当した身障者雇用職員が短時間勤務のため予定より遅くなりこの日になった、と信じられない答弁。

それなのにコンピューターの復元は理由にならない理由をあげ頑なに拒否した。

・「反社会的勢力」が招待されている、との質問に・・・反社会勢力を定義することは困難という答弁でかわした。

「反社会的勢力」の認識はほぼ定着していて、様々なところで行動指針が出されているというのに。

一方で警察庁は答えなかった。

 

平気で嘘を言う。論点をずらして都合悪いことは隠す。詭弁と屁理屈ではぐらかす。いかさま答弁を国民はどう受け止めたのであろうか。



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