霧雨の中の運動会

娘のほうの孫の運動会だった。
2人ともリレーの選手だというし、応援しに行かないとならない。
前日午後から泊まりがけで出かけた。 

当日の天気予報は気温も低く曇りのはずだったが、朝からどんよりした空で頬に霧雨が当たる。
開会式のあと競技が進んでいくが、霧雨は変わらずで時には強くなる。
今回もジジはカメラ片手に腰を下ろす暇もない。

メガネは見えにくくなるし敷物もだんだん湿っていく。
身体も冷えてきて寒くなってきた。
おかげでトイレばかり行く始末。

子供たちの座る椅子にも水溜りができてきた。
それを手拭きで拭いてはしぼっている。

昼食は学校の運動場やホール、図書室を開放するとのアナウンス。
ほとんどの人は屋内に入ったが、そのまま屋外で昼食をとった人もいたようだ。

午後は予定どおり競技を開始。霧雨状のやや強い小雨だ。
帽子を被っていない先生達の髪はびしょびしょ。午前よりひどい天気になってきた。
傘を持つ手が冷たくなってくるほどだ。

雨がもう少し強かったら競技を短縮か中止したかも知れないが、子供たちはこの日のために一生懸命練習してきた。
やはり応援してやらないとならない。
それに我が孫の綱引きも残っていた。

父母たちはみんな立ち見で、ときには大声をかけたり爆笑したりしながら応援。
借り物競争では、滑りやすくなった地面に子供も大人もずいぶん転んだが怪我もなく終了。
そしてとうとう競技を全部終えて閉会式。
あとになってみれば、話題にのぼる記憶に残る運動会になることだろう。