ジジババのたわごと

孫たちさらにその孫たち世代の将来が、明るく希望が持てる時代になってほしい。

モッタイナイ商品さっそくお目見え

2009年06月29日 | Weblog
セブンイレブン本部が加盟店に、消費期限の迫った食品を見切り販売しないように、不当に圧力をかけていたとして公正取引委員会から先日改善を命じられた。
さっそくコンビ二では「もったいない」を表示して、値引き販売が始まっている。

昨年話題になった、賞味期限切れ商品の専用コーナーを設けているという、東京江東区の食品スーパーのことを思い起こした。
「サンケイスーパー」では賞味期限切れの商品を、「モッタイナイ商品」と称して陳列し、格安で販売している。
炭酸飲料、ジュース類、缶詰、冷凍食品や紅茶パックなどを中心に、中には賞味期限を1年以上経過したものもあり、大半は100円未満で売られている。

「まだ食べられるものを捨てる方がおかしい。今の日本人は無駄をしすぎ。食べられる食品を大量に廃棄しているが、犯罪に等しい行為」
と経営者の水野二三雄さんが述べたというが、奥のほうにあった「そうだよなー・・・!」という気持ちを呼び起こされた気分になった。
まだ食べられるものを棄てることに、たいていの人は、「何とかならないのかな」という思いを持っている。
だから、こういう店が増えることは大いに歓迎される。

「期限切れ」と明示して売っており、偽装しているわけでないから、保健所も法違反に問えないということだ。
「買う側の責任で判断すればいいこと」というのが、おおかたの受け止め方だ。
メーカーは「ブランドイメージに傷がつく」と困惑しているというが、売り上げが減るのではないかと危惧してのことなのであろう。

考えて見れば、農薬や添加物で人体に害のあるといわれる食品であっても流通しているし、安全という科学的に判断されるべきものが政治的要素に左右され解禁になったBSE牛の例もある。
もう片方では、形が不揃いというだけで商業ルートにのらない野菜が、大量に廃棄されたり肥料にされたりしている現実を、どこか変だなと普通の人は感じている。
「規格外の野菜」を本格的に商業ベースに乗せるような仕組みは、誰も考えつかないものなのだろうか? 
今回のコンビ二「見切り販売」にしても、加盟店の経営上の必要性から浮上してきた問題だが、食品を棄てないという点からも、売り切ることを消費者は支持するだろう。


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