ジジババのたわごと

孫たちさらにその孫たち世代の将来が、明るく希望が持てる時代になってほしい。

前から選挙に熱心だった徳洲会

2013年09月20日 | Weblog
カネの力で国会の議席をもぎ取ったと言われても仕方ない。
徳洲会の「理念」とやらは、ずっとずっと昔にどこかへ雲散霧消してしまっていた、ということなのか?

医療法人「徳洲会」が、徳田毅氏を支援するために組織ぐるみ選挙違反をしていた。
昨年12月の衆議院選挙で、多数の職員を運動員として派遣し、欠勤となる給与をボーナスに上乗せするなどして穴埋めしていた。ほかに日当も支給していたという。

徳田毅衆議院議員の父は、徳洲会の理事長で元衆議院議員の徳田虎雄氏だ。
徳田虎雄理事長が陣頭指揮したと見られているが、徳田虎雄一族が経営の要職についている。
病院の組織を私物化して、えげつない病院ぐるみの選挙をしていたわけだ。

徳洲会を創設したのは徳田虎雄氏だ。
彼は鹿児島県徳之島の貧乏な家庭の長男として生まれている。小学生の時に弟が高熱を出したが、貧乏ゆえに往診を断られ翌日急死した。
この体験をばねに医師を志し、「生命だけは平等だ」をスローガンに徳洲会を創設した。
誰もが平等な治療を受けることができる医療を実現させるとして、24時間救急患者を受け入れる、患者からの贈り物は一切受け取らないなど、それまでの常識を打ち破る方針を打ち出し実行した。

だから、その改革を進める徳洲会は、医師会から目の敵にされた。
一方、全国の医療機関に与えた影響も大きかった。
虎雄氏が高らかに掲げた医療の理想。そしてその理念で徳洲会を運営していく・・・はずだった。

組織を私物化してカネで事を決しようとする驕り。いつから理念をかなぐり捨ててしまったのか。

徳洲会に勤める人が「選挙になると異常になる」とこぼしているのを、以前聞いたことがある。
選挙運動はいまに始まったことではない。前々から虎雄氏の選挙などでは組織を上げて取組んでいたということだ。
表に出ない違反もあっただろうし、違反すれすれグレーゾーンも頻発していただろうと想像できる。


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