パン作りに失敗して黒煙

餅つき機とオーブンレンジを買い換えてからパンを作っていなかった。
最近はパンミックスというものがあり、水とベーキングパウダーさえあればいい。
むかしよく作ったパンの本は、娘が持っていってしまった。

かなり久しぶりだがパンに挑戦した。
餅つき機でパン材料をこね、１次発酵までする。形成して２時発酵をオーブンレンジでする。そして焼く。
ジジが帰宅したらふかふかのパンが・・・ババの頭の中は理想に膨らんでいた。

しかしパン生地は見事に失敗作だった。クシュン・・・としてしまった。
失敗生地はドーナツにするのが一番だ。
半分をドーナツに、半分を焼いてスライスしてラスクパンにしようと思った。
固めに焼きあがったパンをスライスしてからバターと砂糖を塗った。
そこまでは良かったのだが、ネットで見たパン調理方法では、再度焼き上げる・・・とあったのでそのとおりにした。
オーブンレンジの窓口から中を確認してから、余裕で録画テレビをみることにした。

くつろいでいると、何だか台所が靄がかかっているようだ。何かがくすぶる臭いがしてきた。
慌ててレンジに走った。オーブンレンジは汚れた煙でもんもんとしていた。
オーブンを開けたからさあ大変。
急いで台所の窓を開けて、いたるところの窓を開け放した。
臭い臭い！　ぼや騒ぎでも起こったような臭いだ。
その臭いでババは頭がガンガンしてきた。

オーブンレンジから丸皿を取り出した。真っ黒に炭化したパンが点在していてショックだった。
それを捨てるのはもっとショックだった。丸皿にくっきりと黒いパンの跡。
そろそろジジが帰宅するころだ。
玄関に入るなりギョ！としないように、ジジには先にメールで知らせておいた。
ジジが帰宅後、「また再挑戦だね」と笑った。
おかげで我が家は数日、焦げ臭かった。