ジジババのたわごと

孫たちさらにその孫たち世代の将来が、明るく希望が持てる時代になってほしい。

閣議と法案がねじれてもボヤキはない

2008年05月14日 | Weblog
道路特定財源を10年間維持する法案を、与党が衆議院で再可決した。 
その一方で、来年から道路特定財源を一般財源化する、と閣議決定した。
法律では10年間だが、有効期間は1年です、という弁明なのだが・・・。
これこそねじれだ。衆参のねじれについては盛んにぼやいているが、こちらのねじれは気にならないようだ。
あちこち気を配ってこれが福田首相の限界なのかも・・・。人気が上がらない中途半端な印象がこんなところにも表れる。

閣議決定はいわば罰則のない規則のようなもので、約束を破っても咎めを受けない。事実何度も閣議決定はご破算にされてきた。
国会で審議している法案を、なぜ今年度だけに限定すると修正できないのか? 
道路族が骨抜きできるように気配りしたというだけではなさそうだ。
何か裏がありそうだと睨んでいたら、どうやら消費税引き上げにからめて、道路財源を取引に使いたいと思惑がありそうな雰囲気も見えてきた。
秋に予定される税制改革の議論のときに、増え続ける年金や医療費など社会保障費の財源のため、消費税増税の見直しを行いたいということらしい。

しかし、国民感情からすれば、順序が違うということになりそうだ。
足りないから消費税を上げるでは、どうせまた無駄なつかい方をされるのでないかと不信を募らせる。
道路財源を使い放題にしてきたような体質をまず改めてからにしてくれ、消費税はその後にしてくれ、と言われるに違いない。


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