小太りMTB

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”地獄の日曜日” ドマーネでパヴェを走ってきた

2012年11月20日 | Bicycle[機材、装備]

 "A sunday in hell" こと Paris - Roubaix のパヴェ(石畳)ような悪路を長時間走っても最高のパフォーマンスを発揮できるように開発されたトレックのドマーネで、パヴェを走って来ました。

 

 ほらパヴェでしょ (写真のバイクは私のパナモリ)

 

Sany0014

 

 パリ~ルーベに比べれば随分と綺麗なパヴェですけど・・・・

 

Sany0011

 

 足利の大日様の周りの石畳です。綺麗に並んでいる石畳ですが見た目以上にガツガツきます。

 

Sany0018

 

 ドマーネは輪娯館さんの試乗車です。

 

 ここでドマーネの真価が発揮されるかと思ったのですが、ココでは私のパナモリと、乗り心地も漕ぎ易さも推進力もあまり変わりませんでした。まあ私のパナモリもパリ~ルーベを戦ったレーサーの末裔ですから。

 あ、ずっとブラケットを握ってたので、IsoZoneフォームパッドの効果を確認できませんでした。

 

 そんな訳で、試乗車のドマーネ5.2に乗った感想を書いてみます。比較対象が私のパナモリなので殆ど役に立ちませんが。

 

【加速】:踏んだ分だけギュンギュン加速します。乗り心地が良いからと言ってフレームが柔らかいって訳ではありません。非常に剛性は高いと思われます。しかし加速感はサイクルモードで試乗したアンカーのRMZのようにパキパキはしておらず、もう少し穏やかな感じです。

 

【登り】:ガックリきてしまう程、パナモリによりも楽チンです。2~3km程の林道の登りのタイムを比べてみたのですが、パナモリの15’45"に対しドマーネ14’何十秒(秒数忘れました)。バイクを変えただけで1分以上タイムが縮まってしまったのです。ショックです

 脚も楽で心拍数もパナモリ程上がってないと思います。パナモリだとダンシングを入れなきゃならないような所でもシッティングで登れます。ダンシングしても振りが非常に軽いです。

 ペダルなしの重量は、私のパナモリが約8.7Kgドマーネ5.2が7.485kgパナモリのホイール&タイヤはアラヤ・サンタナ350、105パブ、DTチャンピオン1.8mm+ボンドレガーレースライト22C(チューブラー)の空気圧7.5気圧なので、ドマーネ5.2のボンドレガーレース(ホイール)+R3 25C(クリンチャー)の8気圧と同等だと思います。

 車重1.2kgの差でそんなに違うものなのか ガッカリしたぞ パナモリよ

 

 ここでふと気が付きました。私のパナモリは9速です。ギア比が違います。

 

               1速            2速

 パナモリ    27/34T=0.79   24/34T=0.71   

 ドマーネ    28/34T=0.82   24/23T=0.71

 

 でも、27Tと28Tでそんなに違うか?第一、2速のギア比は同じ。走ってる最中はドマーネの2速の方が軽いギア比と思い込んでいました。そのくらいドマーネの方が圧倒的に楽でした。

 と言うことで、2~3kmの登りで1分の差は、バイクの差と判明。果たして、その差が重量の差か、ドマーネのフレームの差なのか?まあ、どっちもナンでしょうけど、どっちの割合が大きいのか気になるところです。

 

【荒れた路面】:私はIsoSpeedテクノロジーのことを、昔のエラストマーを使ったソフトテールのように、その動きが感じ取れるものだと思ってましが、どうもそうではないようです。そんなにピコピコ動いたらペダリングロスが発生してしまいますモンね。

 石畳ではパナモリとの差は感じられませんでしたが(カーボンレーサーととなら差がでると思うンですけど、誰か確かめて)、一般舗装路では明らかにIsoSpeedの効果が感じられます。

 上下水工事等のあとを塞いだイイカゲンな舗装(折角の綺麗な舗装を、どうしてあんな凸凹な舗装で塞ぐンだろう)や、マンホール、舗装の継ぎ目なのでは、私のパナモリでは尻がサドルから離れる程跳ね上げられますが、ドマーネはその跳ね上げが殆ど感じられません。これは凄いです。

 それは25Cって太さのタイヤの差じゃね?って思われるかもしれませんが、石畳ではドマーネの方がタイヤのパツパツ感があったので、タイヤの差ではないと思います。

   

【下り】:ド安定です。自分のバイク以外で走ったコトがないのですが、パナモリと比べようがないくらい安心して走れます。この安心感は、疲れにくさにもスピードアップにも繋がります。

 私のパナモリだと、荒れた舗装でウニョニョッ!振られると「空気が抜けた!パンクか?」と焦るのですが(何回振られても「今度こそパンクか?」と焦る)、ドマーネはそんな素振りはひとつも見せません(当たり前か)。

 この安定具合は、IsoSpeed、高剛性、低重心(ハンガー下がりが80mmもある)、25Cタイヤなどの総合力によるものでしょう。

 

 

                     

 このドマーネ、 「より少ない力で、最小限の疲労で、できるだけ遠くへ。」 というロードバイクのメリットの一面を、徹底的に追求したバイク に思えます。

 

 足利の近くでドマーネ5.2(サイズ50)に試乗したいって方は、輪娯館さんまで。マドン5.2(サイズ52)の試乗車もあります。

 

※ マドンと乗り比べたかったンですけど、私の股下ではペダルに足が届かないのよ~