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オルカ・ブロンズのアルテとDi2仕様についてドライに比較するよ

2012年08月01日 | RoadBike[ORBEA オルカ]

 前回の、かなり悩ましいオルベア・オルカ・ブロンズのアルテグラ仕様とアルテDi2仕様とでは、どちらが良いかと言う問題。

 まずは検討するにあたり、公式情報では良く分からない点をハッキリさせておきましょう。

 

疑問①:2013MYには、アルテDi2仕様はあるのか?

疑問②:新色カーボンオレンジに、アルテDi2仕様はあるのか?

疑問③:2013MYには、既存色のホワイト・シャイニーブラック・レッドは残るのか?

    (「カーボンオレンジが新しく加わります。」とのことなので、残るとは思いますが。)

 

 以上については、代理店さんに聞いてみないと分からないので、まずは分かってる情報での検討。お買い得感についてドライに価格分析してみます。

 105、アルテグラ、アルテDi2の三仕様が揃ってる車種を横並びにしてみました。

    

◎BMC SL01、コルナゴCLX3.0

Rr2012_bmc_col

 

◎ジャイアントTCRアドバンスド、オルベア・オルカ・ブロンズ

Rr2012_gia_orc

 

 これに基づき、オルベア・オルカ・ブロンズについて以前やったように価格分析をしてみます。

 

◎105仕様について

 完成車とフレームセットの価格差 は、

                 = 完成車23.1万円 - フレームセット19.9万円=3.2万円

 一方完成車についてるコンポ、タイヤ、ホイールをバラで買った場合の合計価格 は、

                 = コンポ6万円 + ホイール・タイヤ 2.1万円 =8.1万円 

 色々前提はありますが、コンポ類をバラで買った時に対する、完成車の買得額 X1 はザックリ、

  X1 = a-b = 3.2万円 - 8.1万円 = -4.9万円 (+その他のパーツ代)

              (ジャイアントTCRアドバンスドは、-4.2万円)

 となり、圧倒的なお買い得感です。

 

◎アルテグラ仕様について

 完成車の買得額は、上記同様に算出して X1 = -6.1万円 (+その他のパーツ代)

             (ジャイアントTCRアドバンスドは、-1.4万円)

 と、アルテグラ仕様の完成車としては(105仕様と比較しても)他にはないくらいのお買い得感です。

 念の為に、105仕様の完成車に対する、アルテグラ仕様の買い得感の指標 X2 も計算します。

 アルテグラ仕様と105仕様との完成車価格差 は、

   = アルテグラ仕様 27.3万円 - 105仕様 23.1万円 = 4.2万円

 アルテグラ仕様と105仕様とのコンポ・ホイール・タイヤをバラで買った場合の合計額の差 d は、

   = アルテグラ仕様 13.4万円 - 105仕様 8.1万円 = 5.3万円

 アルテグラ仕様と105仕様とのコンポ類をバラで買った時に対する、完成車の買得額の差異 X2 は、

  X2 = c-d = 4.2万円-5.3万円 = -1.1万円

            (ジャイアントTCRアドバンスドは、+2.7万円)

 となり、アルテグラ仕様は、105仕様に対し、1.1万円買い得となります。

 

◎アルテグラDi2仕様について

 完成車の買得額は、上記同様に算出して X1 = -3.6万円 (+その他のパーツ代)

             (ジャイアントTCRアドバンスドは、-6.4万円)

 完成車としてのお買得感はありますが、105、アルテグラ仕様にくらべると薄くなります。

105仕様の完成車に対する、アルテグラ仕様の買い得感は、 X2 = +1.4万円

                        (ジャイアントTCRアドバンスドは、-2.2万円)

 となり、アルテグラ仕様は、105仕様に対し、買い得感が1.4万円薄まるとなります。

 

 以上をまとめると、 

  アルテグラ仕様は、アルテDi2仕様に対し2.5万円ほどお買い得。

  しかも、アルテグラ仕様の完成車としては珍しく、

                    105仕様よりも1万円ほどお買い得。

 となります。

 

 まあ価格分析だけでドライに判断すると、アルテグラ仕様が良しとなりますが、当然選ぶ基準はこれだけではありませんので、次回は価格以外の部分を考えてみたいと思います。