小太りMTB

ちっともMTBに乗ってないMTBerのブログ

56 とりあえず完成です

2005年08月08日 | MTB[SURLY 1×1]
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 とりあえず完成しました。う~ん、オートマ関係のパーツでシンプルな外観がスポイルされちゃってますね。

 前回の記事の続きから書きます。

compl_050808_01s 前回の記事にで紹介した、オートDをシートステーのVブレーキ台座に固定する為のブラケットです。このようにアルミL材を2枚合わせにしています。

compl_050808_02s 実際に取り付けるとこのようなカタチになります。
 しかし、これをナットで固定するにはスペーサーが必要になります。この図に示すようにナットがシートステーとブレーキ台座に干渉する為です。

compl_050808_13s 外径12mmのアルミ管筒を、いつものように金ノコ、金ヤスリ、砥石、それからこの簡易旋盤?(削る工具が回転しちゃってますけど)で加工します。

compl_050808_05s 酷い仕上がりです。Cの字に管筒が開いちゃっているので、直ぐ変形しちゃうンですよね。直ぐ変形するようなスペーサーで役に立つのか?まあ、管筒軸方向の入力なので大丈夫でしょう。

compl_050808_06s 実際に取り付けるとこうなります。
 
 
 
 
compl_050808_03s お次は後側の固定。前に記事に書いた通り、キャッツアイのリフレクターの固定パーツを流用します。
 しかしながら、この写真の固定方法では、ペルクランク操作ワイヤーがシートステーに干渉してしまいます。アクチュエーターの構造上、ワイヤーの位置をズラすことは出来ません。

compl_050808_04s そこでこのような固定方法に変更します。オートDがホイールから離れることになりますが、ホイールに固定したマグネットによるホイール回転数のピックアップに影響ないことは確認できました。

 さて、いよいよ大詰め。ベルクランクを操作する為のワイヤーの引き廻しです。ワイヤーの引き廻しなんて大したコトないと思うでしょ?いや、大したコトはないンですけど、問題はインナーケーブルの両側にタイコがついているってこと。
 私ではケーブルにタイコを溶接なんて出来ないし、他にタイコを固定する方法ってあるの?

compl_050808_07s 自転車屋さんの店長に聞いたら、あっさり出てきました。コレです。聞いてみるものです。一般軽快車で使われる部品のようです。


compl_050808_08s このようにして使います。簡単便利。感動すら覚えます。

compl_050808_11s やったー!これで出来あがり。早速オートマの変速を確認してみます。
 バイクをスタンドに載せたままペダルを回していきます。1速から2速、見事に変速しました。パチパチパチィ~!2速から3速も変速、っと思ったら直ぐ2速に戻ってしまいました。すると2速、3速の変速を繰返して「ピピピピピィ~」と明らかに尋常でない電子音を発してオートDが止まってしまいました。エラーです。なんで?
 あれやこれや試して、考え込むこと小一時間。解決しました。詳細を説明するとややこしいのですが、要はオートDとインター3のプッシュロッドのストロークが同調していないことが原因でした。あちこち改造しているので、取説通り設定しても動かないのは当たり前と言えば当たり前。

compl_050808_10s それでは自転車屋さんの前の舗装路ではありますが早速試乗です。ギア比がギア比なので変速させるには結構頑張って漕がなければなりません。3速に入ってしまえば時速20km弱で巡航可能です。けど少し気を抜くと2速に落ちてクルクル漕ぐはめになります。

 コーナリングにおける回転性ですが、舗装の平地で乗った限りでは、非常に良い感じ。倒しこみが穏やかで、ハンドルの切れ込みもありません。でもフレームが13inと小さい為クルッと回ってくれます。この図の通りBB下がりが大分あるので、極々自然な感じ。「フツーのMTBってこんな感じなのかな」って思わせてくれます。

 後は、山に持ち込んで細かいところをセッテイングしていきます。いじれるのはポジションぐらいだけなンですけどね。

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