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ベストバランスな「キングダム」

2008年07月09日 | 映画、小説
 サウジアラビアの首都リアドの外国人居住区で発生した自爆テロを扱った映画です。(7/10追記:モデルはあるけどフィクションです。この文面だと実際に起こった事件にとれちゃいますね。)
 
キングダム/見えざる敵キングダム/見えざる敵
価格:¥ 3,990(税込)
発売日:2008-04-10

 
 そのテーマにもかかわらず、意外と気楽に観れるサスペンス・アクションに仕上がってます。
 
 娯楽アクションという枠(上映時間も含め)の中で、説明的にならずに分かり易くストーリーを進行させる手腕に舌を巻きます。
 物語の背景は結構複雑なのに、スピーディーな展開。退屈することなく観れました。
 
 編集前の画像も脚本も、もっと重いものだったようですが、観客が途中で席を立たない程度に調整したとのこと。
 しかし、「軽い」という事は無く、観る人に考えさせる部分も残しています。正にベストバランス。
 
 終盤まで観て「あーあ、綺麗にまとめちゃったな。」と思ったら、エンディングロール直前に予想外の台詞が。少なくとも私は予想してませんでした。ここまで「こりゃ主人公であるアメリカ人(個人)が正義!」な映画だと思い込んじゃったので。
 この最後の台詞で、この映画に対する評価が、グンと上がりました。現実の泥沼を示唆するエンディングです。
 
 リアル志向な映画ですが、重い映画が苦手な人でも、気楽に観れると思います。


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