A NIGHT IN TUNISIA」という曲は往時のジャズファンをときめかせます。数えきれないほどの名演がありますが、やはりガレスピーとパーカーの演奏が真っ先に思い浮かびますね。そして彼らの同曲もまたたくさんのテイクがあります。これは1945年の6月に、ニューヨークのタウンホールで録音されたもので、アップタウンというレーベルから発売されたブートです。ピアノはA・ヘイグ、C・ラッセルにM・ローチというメンバー。この年、パーカーはドリスと付き合い始めた年。絶好調のパーカーが聴けます。信じられないようなパーカーのフレーズに圧倒されますね。たとえ音が悪くてもバードの録音は貴重です。今日はパーカー58回忌。