NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

THE HOUSE OF THE ARROW

2013年03月06日 23時54分11秒 | ブログ
P1080176中・高の頃、夢中で読んでいた推理小説は大体「戦前の名作」というやつで、クイーン、カー、クリスティは言うに及ばずクロフツ、ヴァン・ダイン、チェスタートン、アイリッシュ‥といったあたり。チャンドラー、ロス・マクとかは大学生になってからでした。さてそんな戦前の古典の中で名作の誉れ高いメイスンの「矢の家」をポケミス120番で発見!未読だったので100円で購入。定価は150円(昭和32年)でした。しかし素晴らしいなぁ!まさに「娯楽としての殺人」そのもので、こんな古い本(なんと書かれたのは1924(大正3)年)ですが、面白いことこの上ありません。江戸川乱歩の解説も貴重。極上のひと時を過ごすことができました。