NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

VINUS VIOGNIER

2010年07月18日 21時32分17秒 | ブログ
Vinus三連休の中日でこの暑さ‥。冷えた白ワインが美味しいですね。このヴィニウスというワインは南フランスのラングドック地方の産でヴィオニエ100%。ヴィオニエという葡萄は初めてだと思います。辛口で果実や蜂蜜の香りが豊か。とても飲みやすいですね。スズキの蒸し焼や地鶏のローストに良い、と書いてありましたが、今日は豚しゃぶで。




COLTRANE

2010年07月17日 20時56分13秒 | ブログ
Coltrane_2トレーン忌。1957年の初リーダー作です。私は初期の作品ではこれはかなりの傑作だと思っています。堂々たるコルトレーンの音色はすでに完成していますし、バラード演奏も素晴らしいですね。「BAKAI」「VIOLETS FOR YOUR FURS」「CHRONIC BLUES」などはとても好きなナンバー。S・シハブのバリトンも効いています。




INHERIT THE STARS

2010年07月16日 18時58分44秒 | ブログ
HoganイギリスのSF作家J・P・ホーガンの訃報が新聞の片隅に出ていました。私はミステリファンでしたので、SFは50年代の傑作群(クラーク、ハインラインとか)以外は本当に数えるほどしか読んでいませんでした。というのも70年代以降のSFのファンタジー路線にはついていけなかったというのが正直なところ。ただホーガンの「星を継ぐもの」を読んだときはびっくりしましたね。とてもハードで面白かったし感心もさせられました。エピローグの最後の一行まで、まぁ見事な作品でしたね。合掌。




SWINGIN' WITH BUD

2010年07月15日 22時00分51秒 | ブログ
Swinginwithbudパウエルがパリに移る前、やや好調だった時期のトリオ演奏。G・デュビビエとA・テイラーという気心の知れたメンバーです。このレコードで感じるのは、演奏のイントロというか始まりのパウエルのソロにがとても良いこと。リズムが入ってくると、急にパウエルのノリが悪くなるような気がするのですが‥。そんなわけでこの時期にソロ・アルバムを残してくれたら良かったのになぁ。




ORANGE EXPRESS

2010年07月14日 22時07分39秒 | ブログ
Nabesada朝、犬と散歩をしている時からもう強い日差し。外回りをしていても大変でした。でもまだ梅雨は明けていないんですね。海岸はそんなわけですっかり夏です。ちょっと夏らしいアルバムを、と探していたらこれを見つけてしまいました。いつ買ったか全然覚えていない。当時のアメリカのトップミュージシャンが共演していることで注目されましたが、ナベサダも絶好調ですよ。ジャケットのファッションはいただけないけど‥。




THE CONTEMPORARY LEADERS

2010年07月13日 22時33分17秒 | ブログ
Rollinsロリンズを聴いていると音色やフレーズの魅力とともにいつも感じるのが、何から生まれてくるのかわからないなんともいえないリラクゼーションです。これが「ロリンズっていいなぁ」と感じる源泉ですね。でも結構すごいことやっていて「THE SONG IS YOU」は「このリズムでこう吹くか!」というような演奏。V・フェルドマンが一部ヴァイブで参加。西海岸の腕利きたちとの58年の共演です。




BOLD CONCEPTIONS

2010年07月12日 23時34分02秒 | ブログ
Bob_jamesまだ学生だった頃、B・ジェームスは忌むべき(当時はそう思っていた)クロスオーヴァーのミュージシャンで、CTIなんていうレーベルから「禿山の一夜」なんていうアルバムを出していました。ジャズ喫茶でかかるとろくに聴かずに出てきたりして‥。若かったですね。この作品は彼がまだ20代に発表したピアノ・トリオで、ファースト・レコーディング。まだまだジャズのフォーマットで演奏していたB・ジェームスを聴くことができます。




SORCERER

2010年07月11日 19時43分14秒 | ブログ
Sorcerer67年のマイルス・クインテット(一曲だけ62年)。「SMILES」の後、「NEFERTITI」の直前の作品で、このクインテットの完成度がピークに近い状態だった時期です。マイルスの作曲は一曲もないのですが、すべてマイルスサウンドになっています。非常に地味なテーマの「PRINCE OF DARKNESS」は演奏が展開するにつれて引き込まれてしまいますね。T・ウィリアムス、最高。




HAY FEVER

2010年07月09日 22時01分30秒 | ブログ
Shibataこの本のタイトルとなっている文章には「HAY FEVER」という英語のタイトルがついています。意味は「花粉症」。ことほど左様にタイトルと文章はあまり関係がないのですが、そのような短文が全部で40ほどある実に楽しいエッセイ集です。「狭いわが家は楽しいか」「ハゲ頭の向こう側」といったタイトルだけ見るとちょっとドキッとする文章もあります。筆者はP・オースターやS・ミルハウザーなどの翻訳で知られた人で、1954年生まれの同世代ということもあるのか私の愛読書となっています。今は新書版で入手できますね。




JUNE'S GOT RHYTHM

2010年07月08日 22時15分57秒 | ブログ
June_christy私はJ・クリスティの天性の(酒の飲み過ぎではない)ハスキーな声がとても好きです。ハスキーな割に厚みがあるんですね。クリスティの出来は「SOMETHING~」の方が上かも知れませんが、バックの出来はこちらの方が良い。B・シャンク、B・クーパー(クリスティの旦那さんでアレンジも担当)、R・フリーマン‥とメンバーが凄いですね。タイトル通りスウィンギーなナンバーが多く、ジャケットも素敵です。