NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

MILES DAVIS IN TOKYO 1973

2009年04月17日 20時00分54秒 | ブログ
197373年にマイルスが来日した時の厚生年金でのライブ映像をネットで見ることができます。N○Kで放送されたもので、原テープは残されていないという話(「マイ○スを聴け」参照)でしたが、どこから出てきたのかな。ビックリです。オンタイムでテレビで見た時に、その演奏に圧倒された記憶が甦りました。私のマイルス体験ではトップクラスにある演奏です。ちなみにこの前日のFMで放送された演奏の海賊盤も今や入手可能。凄い時代ですね。




THE MELODY AT NIGHT, WITH YOU

2009年04月16日 12時49分29秒 | ブログ
JarrettK・ジャレットが今から10年ほど前に録音したソロ・アルバム。タイトルからもわかるように一曲目の「PORGY」から始まり、スタンダードのバラードを中心とした選曲で、夜半過ぎに聴くのがオススメでしょうか。ハーモニーの感覚はキースならではのものでタッチも美しいのですが、70年代のソロとはずいぶんイメージが異なります。この時キースは53~4歳。年齢相応のプレイという印象はありますね。




BEGGARS BANQUET

2009年04月15日 12時51分00秒 | ブログ
Stonesたまたま入った蕎麦屋に「LET IT BLEED」のジャケットが飾ってあって(ケーキ屋じゃないのか?)久しぶりにストーンズが聴きたくなりました。思えば、高校生時代(68APR.~71MAR.)のストーンズは最強でした。これは68年?有名な「SYMPATHY FOR~」も良いですが、私は「STREET FIGHTING~」が好きです。いわくつきのこのジャケットは、昔からのファンにはかえって新鮮。86年から採用されたそうです。




IDLE MOMENTS

2009年04月14日 22時16分29秒 | ブログ
Grantgreen63年のG・グリーンのセクステット。BNの4000番台です。ミディアム・スローの演奏が中心で、とてもリラックスしたプレイが印象的。「DJANGO」が良いですね。メンバーの中ではB・ハッチャースンのヴァイブが目立っています。リズムセクション(D・ピアスン、B・クランショウ、A・ヘアウッド)も上出来。この時期のG・グリーンのアルバムは、どれもとても趣味の良い演奏を聴かせてくれてハズレがありません。




志ん朝

2009年04月13日 21時59分56秒 | ブログ
Photo志ん朝が亡くなってもうすぐ八年経ちます。彼についてのたいていの本は読んできたつもりですが、この本は目に留まりませんでした。週末に図書館で発見して読みました。弟子たちが彼の思い出を語るという趣向はなかなか新鮮で、また彼らの師匠に対する愛情が溢れた一冊になっていましたね。久しぶりに、彼の「宿屋の富」を聞きたくなりました。




KELLY BLUE

2009年04月12日 21時43分54秒 | ブログ
Kellyblueリヴァーサイドがしばらく国内で宙に浮いていた時期がありました。このアルバムはその待望久しい時期の再発盤。ジャズ喫茶で聴いてから入手したいアルバムだったので嬉しかったことを覚えています。とかくS・クラークと比較されるケリーの「SOFTLY~」ですが、ケリーのほうが派手で大向こうに受ける演奏。クラークのほうはクロウト受けする演奏ですね。クインテットとトリオといった構成もこのアルバムの人気の秘密なのでしょう。




BEYOND THE MISSOURI SKY

2009年04月08日 12時44分16秒 | ブログ
Photo美しい演奏です。C・ヘイデンとP・メセニーという年の差17歳のデュオ・アルバム。といっても、ストリングスが入っているトラックなどもあり、トータル・サウンドを二人で創りだしている感じです。P・メセニーはナイロン弦のギター(これがまた素晴らしい)やシタール・ギターなどを駆使し、沁み込むような音を聴かせます。静けさと緊張感、何よりも全体を貫くトーンが見事。きっとこれがミズーリの空なのでしょう。オリジナル曲のほか、選曲も泣かせます。




BENNY GOODMAN ON V-DISC

2009年04月07日 00時00分26秒 | ブログ
Bg徳間音楽工業から発売されたV-DISCシリーズは宝の山でした。このアルバムは、1943~46年のトリオ、クインテット、オーケストラのセッションを集めたもので、「全編これスイング!」という名演集です。メンバーにはS・ゲッツ、Z・シムズといった名前も見つけられますが、ソロで目立っているのはグッドマンだけ。それよりもグループやバンドのバランス、ハーモニーが抜群です。L・ホーンやM・ベイリーの歌声も聴くことが出来て嬉しいですね。




RAY BRYANT PLAYS

2009年04月05日 21時30分19秒 | ブログ
Raybryantplays「渋い」と評されるピアニストの中ではB・ハリスと双璧のR・ブライアント。これはシグネチュア・レーベルに録音された、彼の最良のリーダー作です。「Now’s The Time」「Whisper Not」が良いですね。プレスティッジ盤やCBSなどと同時期のトリオ盤の中では一番気に入っています。この後彼は70年代前半に、モントルーでのソロ・アルバムを出しました。あれも素晴らしかった。




MEMORIES AD-LIB

2009年04月03日 23時16分51秒 | ブログ
Photo男性のヴォーカリストで誰が一番好きかと言われれば、M・トーメとJ・ウィリアムスですね。「BASIE IN LONDON」など、ベイシー・オーケストラをバックに歌うことが多く、トーメと比べて自身のアルバムは少ないようです。このレコードは珍しくベイシーのオルガン演奏をバックに、しっとりとスタンダードナンバーを歌っているウィリアムスが聴けます。それだけに彼の声の魅力が際立ちますね。