NATURAL SOUND

音楽の話を中心に、日々のできごと‥

BEETHOVEN : 9th SYMPHONY

2014年12月23日 15時57分42秒 | ブログ
さて「カラヤンの第九」。今日は1977年の大晦日に録音されたDVDです。ちょうど全集録音と同じ時期ですが、こちらはライブ。独唱陣では全集がP・シュライヤー、こちらのライヴがR・コロです。あと合唱陣も、全集盤はウィーン楽友協会、ライヴ盤はベルリン・ドイツ・オペラ合唱団です。このDVD、まさに絶頂期の演奏で名演のひとつですね。緩徐楽章は完璧な演奏で、逆にちょっと「あっさりし過ぎかも‥」と感じていたのですが、「いやいや終楽章の前の計算ですよ」みたいな‥。オケも歌手も見事ですが、このDVDで私が最も印象に残ったのは合唱陣。凄いな、と思って合唱指揮を見たら、やはりワルター・ハーゲン・グロルでした。この77年という年は、このほかに例の普門館のライヴもあり、カラヤンの第九の豊作の年でしたね。

【N-Collection】 HARD-BOILED

2014年12月23日 11時22分45秒 | ブログ
不思議なレコードなので、Nさんに解説していただきたいくらいです。レコードとペイパーバックの短編集(ピート・ハミル書下し)がセットになった<オマケ付レコード?><オマケ付ブック?>。監修:内藤陳!まぁ、市場に出してそれほど売れるものではなかったとは思います。3,000円もするし‥。「This album is dedicated to DASHIELL HAMMETT and RAYMOND CHANDLER」とか最後に書いてあるし‥。ちょっとつくりがベタだな。でもR・パーカーのインタビュー入ったブックレットも含めて、ハードボイルド・ファンだったら手を出すかも。私のところにはブックなしで来ましたが、このレコードの選曲は素晴らしいですね。どれもハード・ボイルド小説に登場する曲・演奏ばかりを集めて全12曲。J・スタッフォードの「Stardust」やL・アームストロングの「Basin Street Blues」、T・ベネットの「I Left My Heart In San Francisco」など。ジャズ・ファンは嬉しいかも。この中で屈指のレア音源はJ・カービーの「Chloe」で、生まれて初めて聴いた伝説の録音!私には、これ一曲で処分できないレコードです。