【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

信州3つの山岳リゾート周遊①

2014-09-01 20:09:37 | 旅行/温泉

  長く札幌市に住んでいたので、本州の名勝地には憧れがありました。上高地もそのひとつです。小説に出てきたり、テレビの映像に映ったりするたびに、いったいどういうところなのだろうと夢想していました。その上高地を訪れました。
  その朝、わたしの住んでいる埼玉県南部はどしゃぶりの雨。少し小ぶりになった7時ころに出発。 川越を経て、小仏トンネル、談合坂を通過し、諏訪市(諏訪湖)を経由して駒ヶ根へ。そこからさらに菅の台へ。それ以上は、マイカーでは入れません。特別のバスの乗り換え、25分ほど乗って、しらび平で下車。ここは標高1662メートルです。そこから、ケーブルカーで、千畳敷カール(2612メートル)まで一気にあがります(7分ほど)。1000メートルの標高差を7分であがるのです。千畳敷カールには、11時半ごろに着きました。

  この時期普段は、ケーブルカー(60人乗り)は2時間待ちも例外でないとか。しかし、この日は天候が悪かったせいか、待ち時間ゼロでした。(いいんだか、悪いんだか)
            

 千畳敷カールの「カール」はドイツ語ですり鉢のような、なべ底のような地形を言います。「圏谷」と訳されていますが、名訳です。ここは2万年ほど前の氷河期に、氷河によって削り取られた大規模な窪みです。いまは夏になると、珍しいたくさんの鉱山植物が咲き誇ります。

 あいにく霧がかかっていて、眺望は極めて悪い状況でした。それでも、お花畑を一周するルートがあり、40分ほどかかってまわりました。可憐な小さい、名がわからない花があちこちに咲いていて、心がなごみました。