スティーヴン・キング原作、デビッド・クローネンバーグ監督の傑作
この作品はホラーファンのレンタルビデオ店の店員の兄ちゃんに教えて貰ったんですが、当時はまだ輸入版しかなく日本でも紹介されていなかったが、ホラー映画ブームのおかげで晴れてビデオリリースを機に目にする事が出来た
デートの帰り道に交通事故に遭い5年間の昏睡から覚めた男が仕事や恋人も失った代わりに得たものが超能力
それも身体に触れただけで、触った相手の未来を予知出来ると言う能力で、甘んじてその能力を受け止めた後に訪れる悲劇
偶然に上院議員候補と握手した時に見てしまったものとは?
そして主人公の孤独な戦いが始まる
まさに神が彼に与えた使命なのか、それとも…と言うホラー映画と言うよりサスペンス映画風な作品であります
しかし5年間の昏睡から覚めた主人公に取っては昨日の事が、周りに取っては5年と言う長い月日と言う時間のギャップによる切なさが痛切です
昨日彼女だったのが他人の妻だったり、仕事は無くし、両親は年老いている
そんな悲劇の主人公をクリストファー・ウォーケンが悲壮感滲ませながら演じております
変態監督のクローネンバーグ監督にしてはまとも?な作品で一般的にも良い評価があるようです
ラストの切なさに泣けます