MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.085 「アルティメット」 (2004年 仏 85分 シネスコ)

2006-08-28 00:01:51 | 2006年劇場鑑賞
監督 ピエール・モレル
主演 シリル・ラファエリ
    ダヴィッド・ベル
    トニー・ダマリオ



リュック・ベッソン製作、脚本による近未来アクション作ですが、私の中でリュック・ベッソン関連の作品は結構当たり外れがあるんですが、この作品に関してはそう言う意味で行くと大当たり!といっていいでしょうね~
リュック・ベッソンが自らした監督した作品より製作や脚本で参加した作品の方が倍以上に多いけど、その中でかつて「YAMAKASI」という作品がありましたが、自由自在自在に高層ビルを素手でよじ登ったり、ビルからビルや飛び移ったり・・・と派手でアクロバティックなアクションが印象に残ったけど、正直それ以外は内容は憶えてないですね。
でもこの作品も「YAMAKASI」を思わすようなアクロバティックなアクションが見所だけど「YAMAKASI」以上に印象は残りそうですね。

(あらすじ)

パリ郊外の危険地区バンリュー13に暮らす青年レイト(ダヴィッド・ベル)は、街からのドラッグ一掃を目指すが、ギャングの逆襲により妹を人質に取られてしまう。同じころ、エリート潜入捜査官のダミアン(シリル・ラファエリ)は、ギャングに強奪され、バンリュー13に持ち込まれた時限爆弾の解除を上層部から命じられる。

「YAMAKASI」級の技が冒頭でバンバン出てくるけど、主演のダヴィッド・ベルは自在にビル飛び移ったり登ったりする技=パルクールの創始者らしいです。(そりゃ~凄いハズやわ・・・)
たしかにオープニングの場面のスピーディーで華麗なダヴィッド・ベルのパルクールの技が炸裂するチェイスの場面は全盛期のジャッキー・チェンを彷彿させる名場面となってます。

シリル・ラファエリも同様の華麗な技にプラス変幻自在な格闘アクションを見せてくれてますが、これもジェット・リーやジャッキーを思わすようなキレの良い格闘シーンで、まさにフランスにもこれだけのアクション出来る奴が居るんやな~と感心してしまった。

単にアクション一辺倒でなくストーリーも面白いし(まぁ、漫画見たいな話なんだが)作品自体が快調なテンポで進んでいくので85分の上映時間が余計に短く感じてしまった。
小気味いいノリで頭の中を空っぽにして見れる娯楽B級アクションですな。

こう言う映画では悪役が結構大事で、悪ければ悪いほど悪党がやられる時の爽快感がたまらないんですが、この映画も無法地帯のような街での話なので極悪そうな人相の悪い奴がゴロゴロ出てきて、バッタバッタと主人公2人に倒されていく光景はまさにB級娯楽活劇の醍醐味ですね。
べッソンと共同脚本でありながら役者として街のボスに扮したビビ・ナセリの憎々しさも良かったです・・・やられ方は納得行かなかったけど・・・

でもやはりNO スタント、NO CG、NO ワイヤーで頑張った主演2人のシリル・ラファエリとダヴィッド・ベルのキャラと顔つきが一番良かったですね。
肉体派の2人がノースリーブのシャツとタンクトップ姿で変幻自在にビルを登ったり降りたり飛んだり跳ねたり・・・とまさに「ファイト一発!」な一篇



★★★★ 2006.8.26(土) ホクテンザ2 23:15 4列目中央