あいかわらず、くるみのお散歩とお料理、そして映画を見る日々です。劇団ひとりの原作そして監督の『晴天の霹靂』を見ました。
場末のマジックバーで働くマジシャン轟晴夫は高校卒業以来連絡を取っていなかった父の死を知らされます。父はホームレスとなって荒川の河川敷で生活していました。遺骨を受け取った晴夫は河川敷の父が暮らしていた小屋を訪ねます。そこで幼い時の自分と父が映った写真を発見します。父への想いがこみ上げて来る晴夫を雷が直撃します。
意識が戻った晴夫がいたのは自分が生まれる前の東京でした。そこで晴夫は自分の父と再会します。浅草の雷門ホールで働くマジシャンだった父は何かと問題の多い人物でした。晴夫のマジシャンとしての腕を見込んだホールのオーナーは、父とコンビを組んでのマジックショーを企画し、それが大当たりします。
自分が産まれる直前まで自分の父母と一緒にいた晴夫は、自分が聞かされていた過去とは違う自分の出生児の状況を知ることになります。
猛特訓したに違いない大泉洋のマジックが素晴らしいです。劇団ひとりの原作も素晴らしいです。一種のバックトゥーザフューチャーですが、また違った深みがあります。柴咲コウ、風間杜夫など出演者の演技も抜群で、ハートウオーミングな映画に仕上がっています。
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